夜盲のための支援装置       2019.3

網膜色素変性という病気があります。他の病気の治療法が進歩してきたために
視覚障害の原因疾患として順位が上がってきています。



網膜色素変性

網膜色素変性は、若年から始まり、進行はゆっくりですが60歳ころには高度な
視力障害をおこすことがあります。明らかな効果を示す治療法はありません。
基本的には経過観察とリハビリテーションです。(眼科ではロービジョンケア)
病気や見え方について理解してもらうこと、生活に関しての助言が大切です。
網膜色素変性の症状は、夜盲・視野狭窄・視力低下です。特に夜盲は早く始まり
夜盲により生活に不自由を感じることがあります。

夜盲
夜盲を自覚するのは30歳ころで、50歳で大部分の人が夜盲を自覚します。
80%の人が夜盲のために夜間の外出を控えています。

暗所視覚支援装置
メガネの形をしています。フレームの中央に高感度の小型カメラがあり、カメ
ラの画像をハーフミラーを使ってメガネのレンズの部分に投影するようにな
っています。その場で撮った映像がレンズに投影されてその映像を見ることに
なります。


この装置で暗い所でも物が見えます。私自身試してみましたが、わずかな光で昼
と同じくらい明るく見えました。
器械を用意してありますので、夜盲の方は試してみてください。
今のところ視覚障害の補助がおりませんので39万円するのがネックです。


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