光過敏性てんかん発作とポケモン     2016.9

最近、「ポケモンGO というゲームが世界中で流行っています。ポケモンというと思いだすのが、
ポケモンのテレビを見ていて多くの子供たちがてんかんの発作を起こした事件です.
それ以降、テレビの画面に強い光が出るときに「フラッシュの点滅のにご注意ください」というテロ
プがでます。

ピカチュウ事件とは
19971216日のテレビアニメ「ポケットモンスター」を視聴していた幼児・児童685人がケイレン様の発
作を起こして医療機関
を受診しました。「光過敏性てんかん発作」といい、てんかんの発作ですが、単発で
すので厳密にはてんかんと区別されています。この
発作を起こした子供のほとんどがこの番組を見ていなけ
れば生涯発
作を起こさなかったと考えられています。

原因は
アニメの赤と青の背景を一秒に12回点滅させたことが原因です。全員に起きるわけでなく、4000人に1人の
割合で起き、幼児・学童に
好発します。欧米での調査では、正常の小児の8.9%が光感受性をもっていて発作
が起きる可能性があります。テレビの番組で一秒に
3回以上の点滅(特に赤い色)・強い輝度変化や模様が
禁止されて
1999年以降はテレビが原因の発作はほとんど起きていません。

発作の仕組みは
発作は、光の刺激によって誘発されるてんかんの発作です。光の刺激が、後ろ頭の視覚を感じる部分に伝
わり、その刺激が本来の経
路を逸脱して脳のいろいろな部分に伝わることによりおきます。部分発作と全
般発作があります。光刺激による発作は全般発作が多いといわれ
ます。全般発作は、ケイレンや意識障害を
起こします。
光刺激の原因としては、テレビ・テレビゲーム・木漏れ日・水面の反射などがあります。
光刺激でしか発作を起こさないタイプ、光刺激だけでなくほかの刺激でも発作を起こすタイプがあります。

治療は
日常生活で障害を起こすことはなく、大人になるにつれて発作を起こしにくくなりますのでそれほど心配
ありません。後遺症も残りません。一度、脳波、
MRIの設備の整った病院で「てんかん」についての経験
のある医師に相談しておくと安心です。






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