目の下のクマ 2014.3
目の下のクマを気にしている人が多いです。目の下のクマには3種類あります。それぞれ
原因が違い、治療法も違います。目のクマについて説明します。
影ぐま(下写真)
目の下が膨らみ、目の下と頬の境目が凹んで溝になっているために、溝の部分が濃く見
える状態です。仕組みは、右の図のようです。
① 眼球を支える靭帯がゆるんで眼球が下に沈む
② 目の下の脂肪が前に押し出される
③ 目の下が膨らみ、目の下と頬の境目に溝ができて、溝が陰で色濃く目立つ
手術で弛みをとり、脂肪を切ると綺麗に できます。
青ぐま(下右の写真)
目の下の皮膚の下には、赤色~赤紫色の筋肉があります。(眼輪筋) 下まぶたの皮膚
はもともと紙のように薄いため、下の筋肉の色が透けて見えます。これが青ぐまです。
血行不良のとき、加齢とともに皮膚が薄くなるとき、皮下の脂肪が少なくなってくると
きにでてきます。疲れた時に出るのも青ぐまです。目の周りを温めて血行を良くするとい
いです。花王から「めぐりズム」という製品が出ています。(下図)お風呂でお湯でタ
オルを濡らして目の上に当ててもいいです。
茶ぐま(下右の写真)
メラニン色素が沈着して茶色に着色している状態で一種のアザです。目をこすったり、
洗顔でこすりすぎたり、紫外線が原因となることもあります。レーザー治療が必要
となります。
緑内障の点眼薬によるくま
緑内障の点眼薬のなかには、マブタにつくと色素沈着をおこし黒ずんだり、睫毛が長く
なってくるものがあります。点眼したらすぐにマブタを洗ったり、拭いてください。
プロスタグランジンの点眼です。(ルミガン、キサラタン、トラバタンズ、タプロス)
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