パソコン用の眼鏡が売れています。パソコンの画面から発するブルーライトが目に
有害なので、パソコン用の眼鏡をかけるといいといわれていますが、効果はどうな
のでしょうか。
ブルーライトとは
光の青い成分です。可視光線で波長が短い部分の光です。青い光は、波長が短い
ために大気を通過するときに散乱しやすい性質を持っています。空が青いのは、太
陽光が地球に入るときに、青い光だけが大気で散乱するためにそのように見える
のです。
パソコンとブルーライト
パソコンやスマートフォンなどの端末には液晶画面が使われています。そこから発
する光を調べると、従来のブラウン管の画面よりもブルーライトが強いことがわか
りました
液晶画面から発する青い光も散乱を生じ目が疲れるといわれています。
パソコン用の眼鏡
ブルーライトをカットする眼鏡でパソコン画面を見ると疲れないといわれています。
はたしてその効果はどうでしょうか。
肯定的な意見
脳トレのソフトをした後に、疲労について自覚的、他覚的に疲労を調べるとブルーラ
イトをカットした眼鏡を使ったほうが、疲れが少なかった。（ブルーライト研究会）
ブルーライトは睡眠にも影響していて、就寝前に強い青い光をみると睡眠が障害される。
ブルーライトをカットする眼鏡を使用すると質のいい睡眠がとれ疲れが少なかった。
（杏林大学精神科）
否定的な意見
日常光にもブルーライトは含まれていて、液晶画面から発する光はそれに比べると
わずかである。人の水晶体はブルーライトをカットする機能があり、年齢とともに
カット率は増え、40歳では5割ほどカットされる。
眼精疲労は、同じ距離に焦点を固定させた作業や目の病気やストレスが原因となるこ
とがわかっている。ブルーライトが有害だという有力な証拠はまだない。（筑波大学）
私の意見
液晶からのブルーライトは大量ではなく、眼鏡をかけたという暗示効果で具合良く
感じていると思います。パソコンで疲れる人は、まず正しい視力検査をすることを
お勧めします。検査で問題なければ、パソコン用の眼鏡を使ってみてください。
使ったために害があるわけではないので試してみてもいいと思います。
私がパソコンのメーカーならば、液晶のモニターにブルーライトをカットする
スイッチをつけて切り替えられるようにします。
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