新しい緑内障のレーザー治療(SLT)  2013.5       

 

緑内障の治療は眼圧を下げることです。まず点眼薬を処方します。点眼薬には作用する部位に
よっていろいろな種類があるので、
23種類の点眼を使うこともあります。それでも十分眼
圧が下がらない時は、手術をします。手術には、メスで切る方法と、レーザー光線を使う方
法があります。以前からもレーザー光線を使う治療法(
ALT)があったのですが、レーザーを
当てた線維柱帯という部分が壊れてしまうので時間がたつと瘢痕になり眼圧がまた上がりやす
いという欠点がありました。
最近、線維柱帯を傷つけない新しいレーザーを使った方法が考え
られました。
選択的レーザー線維柱帯形成術(SLT)といいます。

SLTの作用
 緑内障では、下左図のように、線維柱帯という場所に細かい細胞のカスがたまり、目詰
 りして目の中の水(房水)が流れにくくなります。 房水がたまり眼圧が上がります。
  SLTでは、レーザー光線を下右図の赤い部分に照射し細胞のカスを処理します。
  目詰まりがなくなり、房水が流れるようになり眼圧が下がります。

 


SLTの効果
 眼圧は2〜6mmHg程度下がります。点眼1種類程度の効果です。  効果のある人は、
 
6080%と言われています。今までより少しでも眼圧を下げることにより、点眼の種類を
 減らせたり、手術を先延
ばしできる可能性があります。
 水晶体襄緑内障、ステロイド緑内障、色素緑内障には効果が大きい可能性があります。
 あくまでも今までの治療に追加する方法ですが、副作用がほとんどないので試してみる価値は
 あります。

SLTの実際
 
椅子に座って器械に顎をのせます。 点眼麻酔して、レンズを目にあてます。レーザー光
 線を照射します。
 痛みもなく、数分で終了します。
 費用は1割負担で9000円 3割負担で27000円です。 生命保険の給付金の対象になります。

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