花粉症の飲み薬       2013.4       

 

今年は、花粉症がすごそうです。いつもより早く始まり、症状が強い人が多いです。
いままでならなかった人も花粉症になっているようです。当院では、基本的には内
服は処方しません。症状が強い人や他科での内服が効かないので別のを処方してほ
しいという希望がある人に処方することもあります。
花粉症の飲み薬について説明します。



第1世代抗ヒスタミン剤
 (ポララミン  タベジール  ペリアクチン)
 昔から使われています。アレルギーにかかわる体内の物質のヒスタミンの働きを
 邪魔します。くしゃみ・鼻水に効きますが、鼻づまりには効きません
 眠気がでやすいので最近では使われなくなりました。
 市販薬にポララミンが含まれていることがあります。

第2世代抗ヒスタミン剤
 (ザジテン セルテクト アゼプチン アレジオン ジルテック ザイザル 
   アレグラ 
アレロック  クラリチン タリオン)
  第一世代抗ヒスタミンよりもヒスタミンに選択的に効くようにした薬です。
  眠気や集中力の低下という副作用が弱くなっています。
  鼻づまりにもある程度効きます。
  花粉症の薬として一番使われています。
   ザジテン、セルテクトは眠気が起きるので1.5世代といえます。

抗アレルギー剤
 (リザベン ペニラストン アレギサール オノン シングレア バイナス )
 予防薬として使われます。副作用は少なく眠気もありませんが、効果が出始める
 のに
2〜3週間かかります。
 オノン、シングレアは抗ヒスタミン剤が苦手にしている鼻づまりに効きます。

他の科でよく処方されている薬は
  アレグラ タリオン ザイザル アレロック クラリチン ジルテック
   アレジオン オノン
  どの薬が効果があるかは人によって違います。
  まず、一般的に使われる薬を使って効きが悪ければ変更します。

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