カラーコンタクトは危険か 2013.10
カラーコンタクト(カラコン)は、瞳が大きく見えるので美容的な目的で
使われてきました。最近では、通販や量販店、ドラッグストアで度のはい
らないおしゃれ用のカラコンが簡単に手に入るようになり、若い女性が使
っています。カラコンによる目の障害が多数報告されていますが、カラコ
ンは危険でしょうか。
カラコンにも三種類ある
① 眼科で検査して処方して購入するレンズ
高度管理医療機器のコンタクトレンズです。瞳を大きく見せる効果
のレンズが多いです。主に、欧米製のレンズです。酸素透過性も
いいレンズです。
②ドラッグストア・量販店などで販売しているレンズ
高度管理医療機器のコンタクトレンズです。美容的な要素が強いた
め濃い色のレンズが多く、酸素透過性の低いことが多いです。
ほとんどが韓国製で安いです。眼科医の診察を受けて購入し定期
検査するように案内には書いてありますが、実際は住所、氏名を
記入するだけで販売しています。
③通販で買うレンズ
個人輸入のレンズです。高度管理医療機器ではないレンズです。
宣伝、販売することは違法です。危険なレンズもありますので絶
対に購入しないでください。
高度管理医療機器のレンズとは
厚生省の承認を受けたレンズです。レンズの箱に高度管理医療機器
と記載されています。適正な管理や販売が必要です。
眼科で目の病気がないか、目に合っているか調べて処方します。
販売管理者がいる施設での販売が必要です。
処方後も定期的に目の検査、コンタクトの検査をします。
カラコンのトラブルはなぜ多い
通販で購入したレンズは論外です。
ドラッグストアや量販店で購入するレンズは、色が濃く酸素透過性
が低いことが多く、また、眼科でのチェックや定期検査を受けて
いないことがほとんどなので、トラブルが起きる可能性があります。
眼科で処方したレンズは酸素透過性が高く、定期検査もしています
ので、トラブルは少ないです。しかしトラブルはおきます。その
ほとんどは、取扱いが悪いことが原因です。
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