3 D (立体映画)              2012.12


立体的に見える映画が増えてきています。以前は、立体的に見えるテレビが評判になりましたが、
横になってみると立体的に見えない、疲れやすいなどの理由からあまり普及していません。映画
は画面が大きく、ゆっくり座って観れるので楽しめるようです。

立体的に見える仕組みは
  眼は左右に6cmほど離れています。右目で見るのと左目で見るのでは、違う角度から物を見
 ています。右目からの像と左目からの像を頭の中で合成する時に立体的に見えるようになります。
  映画を撮影する時には、左右に離した2台のカメラを使います。
  映画を観賞する時は特殊なメガネを使い右のカメラで撮影した映像は右目で、左のカメラで撮
 影した映像は左目で見るようにします。
映画会社によっていろいろな方式がありますが、現在多
 く使われているのは、XpanD方式
RealD方式です。




XpanD方式 TOHOシネマズで使っている方式です。(左)
 メガネにシャッターがついていて、片目づつ隠れるようになっています。右目の映像が画面に出
 ている時は右目が見え、
左目の映像が画面に出ている時は左目が見えるようになっています。
 高速で切り替わるので両目で見ている状態になります。
この方式の利点は、色が鮮やかに見える
 こと、座る席に影
響されにくいことです。欠点は、RealD方式に比べて重いことです。
 帰りに回収しているのがこのメガネです。

RealD方式 ワーナーマイカルシネマズで使っている方式です。(中央)画面には左右の像が交互
 に映ります。偏光
メガネを使って、右の映像を右目で、左の映像を左目で見ます。この方式の利
 点は、メガネが軽くて安いので使い捨
てできることです。視力の悪い人は、自分のメガネの上か
  らかけられるクリップレンズがあり使いやすいです。(左)
  欠点は、偏光メガネのために色がくすんでいることです。持って帰っていいのがこのメガネです。

立体的に見えない人は
 両目で同時に物を見ることのできない人は立体的に見ることができません。斜視のある人や片目
 の視力が悪い人は立体的に見えません。
時々目の位置がずれる人では、片目ずつ隠すXpanD方式と
 両眼が見えているRealD方式
では、立体の見え方に差があるかもしれません。両方試してみてく
 ださい。

                 
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