緑内障の目薬

最近ではいろいろな緑内障の薬が開発されて治療に使われています。当院で使って
いる緑内障の
点眼薬について、説明します。

点眼薬の目的
  緑内障の治療で一番大切なのは眼圧を下げることです。点眼薬は眼圧を下げる働きが
  あります。


緑内障が治るのですか
  病気そのものを根本的に治すことはできません。点眼薬を使っているときだけ眼圧が
  下がりま
す。点眼をやめるとまた眼圧があがってきます。よく効く薬を見つけて続け
  る必要があります。


高くても一番効く薬を使ってほしいのですが
  緑内障の薬は他の薬に比べると全般に高価です。どれが効くかは使って反応をみなけ
  ればわか
りません。何十年も前から使われている一番安い薬が効くこともあります。

今まで、効いていたのに効き目が悪くなったのですが
  しばらく使っていると効き目が悪くなることもあります。そのときは別の作用の薬に
  切り替
えたり、別の薬を追加します。

点眼でどのようなことに注意したらいいでしょう
 点眼後には、1分くらい目を閉じるか、目頭を軽く押さえると目薬が目に留まり吸収さ
 れます。
2種類以上の点眼を使う時は5分以上間隔をあけるとそれぞれの薬がよく吸収さ
 れます。
点眼後にゼリー状になる薬(1日1回点眼する薬)は最後に点眼してください

点眼を忘れたら
 思い出したらすぐにつけてください。その次からはいつもの時間に点眼してください。

目薬の保存方法は
 ほとんど室温で保存できます。暖かいところでゼリー状になる薬もありますが、冷やす
 ともと
にもどります。旅行のときも必ずもって行きましょう。

目薬はどのくらいもちますか
 どの薬も、11滴両眼に使うなら、2週間以上はもちます。封をあけた点眼は一ヶ月以
 上
すると不潔になるので使わないでください。

副作用はなにがありますか
 点眼する時にしみたり、充血したり、眉毛が濃くなったり、目の周りが黒ずんだり、呼
 吸が苦
しくなり、脈が遅くなることがあります。
   喘息、心不全、徐脈の人は必ず相談してください。


 目薬の種類と作用 
  左の図は、眼圧の仕組みを表しています。
  
風船は眼球です。蛇口から出る水は目の中で作られる
  
水(房水)です。排水口は房水の流れでる部分です。
  
房水の流れでる部分は2ヶ所あります。
  
水道から出る水と、排水口から流れ出る水の量がバラ
  ン
スをとることによって風船の圧(眼圧)が一定にな
  って
います。
   眼圧を下げるには、蛇口を閉めるか、排水口の流れを
  良くします。

当院で使っている点眼の働く場所と商品名を書きます
 T 蛇口を閉める = 房水のできる量を減らす薬
    チモプトール、リズモン、ミケラン

    トルソプト、エイゾプト

 U 排水口を広げる = 房水の流れを良くする 
    @のルートに作用  サンピロ、ピバレフリン
    Aのルートに作用  デタントール

    @Aのルートに作用 レスキュラ、キサラタン
 TU 両方に効く ハイパジール

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