たより


          インドネシアより

         インドネシアに行っていた ヒデキ君から写真が届きました。
         ヒデキ君の顔はまっ黒です。肝臓悪くしたのかな?   


       


   四月 一日

   遊び人の英さんから「たより」がありました。    
   
かれは横浜あたりを流しているようです。
    この「たより」からは、愛の巣を求めて果てしない
   旅をしている英さんのせつない心がひしひしと伝わ
   って来るではありませんか。 





    

    

  
      四月 三日
   
    革命家のNAOTOさんから、たよりがありました。
    革命家も結構大変らしいです。資金不足であんまり飲みにこれない
    と言ってました。

 



「さあ行こう
 夜明けの熱烈な預言者として
 未知の密かな道を進み
 君が熱愛する緑のカイマン(キューバ)の解放へ     
 
 さあ行こう
 マルティの反逆の星に満ちた
 額で恥辱を打ち破りながら
 勝利か死かを誓おう
 
 最初の銃声が聞こえ
 森が驚いて目覚める時
 その時、君のそばに我々がいる
 沈着な戦士たちが
 
 君の声があちこちに
 農業改革、正義、パン、自由を広める時
 その時、君のそばに我々がいる
 みんな君の声に合わせて
 
 やがて圧政者掃討作戦が
 最終段階に入る時
 その時、君のそばに我々がいる
 最後の闘いを待ちながら」
 

あまり面白くないですけど・・・
この詩は、キューバ上陸直前にゲバラがフィデルのために書いた詩です。
ゲバラが心酔する、チリ人の詩人、パブロ・ネルーダの影響を受けた作品だと思います。
(マルティは、19世紀初頭にラテン・アメリカの解放闘争を指導したホセ・マルティという人です)

   

     四月 二十四日

  バリに移住したひでき君からたよりがありました。

 
はーい元気でやってます。
こっちには(バリ)何回もきてるはずなのに
遊び出来てるのとは全然ちがうことで
少々戸惑ってます。。

一般庶民は、大体一ヶ月給料が6000円ぐらいで
バイクが15万円もしてこちらのインフレにはついていけない。。
観光で来てる分には安くて良い所なんだけど
生活となれば、何を買うにしても高くて困ることが
あります。

でも僕はなにが一番不安なのは給料がみんなと同じ
6000円でみんなと同じように笑っていられるかな
という事です。

いやーこちらの人はなんせよく笑う
笑顔を絶やす事がないくらい。。
僕からしたら、「お前笑ってる場合じゃないだろ!!
子供がいて生活大丈夫か?」って思うぐらい。
だからその事が僕には一番の困る理由なのです。

でもそれは物の考え次第ではとても素晴らし事なのかも
しれません。
お金だけの世の中になりつつあるこの時代で
一番、人間らしい生活をしてるのは彼らなのかも
しれません。 ただ僕には、まだ出来ないけど。。。

PS 最後になりましたけどマスターも元気に、
一杯大笑いして下さい。
南の国から応援してます。 ひでき