この映画は、子どもたちの体の変化の中でも目立って多い、アトピー性皮膚炎について、その症状・原因・治療・予防といったものの状況やその背景について追求しています。
アトピー性皮膚炎は患者が激増しています。特に子どもたちが苦しんでいますが成人の患者も少なくありません。原因となる食物を摂らない除去食を行っている親の証言、患者や医師へのインタビューを重ねて病状の広がり具合を追求しながら、現在の生活環境の問題にも焦点を当てています。食品添加物や加工食品の増加、残留農薬の問題、さらに食生活に限らず合成洗剤や酸性雨の影響、乱用される殺虫剤など住まいや環境汚染の現状を描いています。
アトピー性皮膚炎に関わる問題点を探っていくと、社会構造との関わりが深いことがわかります。
「日本人は本当に豊かなんだろうか?」と、この映画はそんな日本の内実に問いかけています。
この映画が作られてから10年以上が経過した今(2004年)、アトピーは特別な病気ではなく「出なくて良かったね」と、かかることが当たり前のような状況にさえなってきています。今一度、自分の生活、回りの環境を見直してみませんか?