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上映時間 2時間14分 公式サイト |
2014年10月21日
現在 |
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小林 政広 |
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仲代達矢 徳永えり
大滝秀治 菅井きん 小林薫 田中裕子 淡島千景 柄本明 美保純 戸田菜穂 香川照之 |
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ある日、突然-ひとりの老人が家を捨てた。
孫娘、春があとを追った・・・。
旅の始まりは、かつてニシン漁に湧き、今ではその面影すら留めない北海の寂れた海辺。
そこのあばら家で、ある老漁師と孫娘は、ささやかな二人暮らしを続けていた。
老人の名は忠男、孫娘の孫娘の名は春。
春は地元の小学校で給食係として働いていたが、廃校となって失職。
切羽詰まって東京に働きに出ようと考えるが、足の不自由な忠男を見捨てるわけにはいかない。
一方、忠男も将来のある若い春をいつまでも束縛するわけにもいかない。
そこで二人は、忠男の老いの世話を頼むべく、疎遠となっていた姉兄弟を訪ねる旅に出ることにした。
北海道の増毛から東北・宮城へ向かい、気仙沼、鳴子、仙台を巡って親類縁者の元を訪れる。
しかし行く先々、それぞれの家族の事情というものがあった。
皆、忠男の世話どころではないのが本音だった。
そんな忠男と肉親たちの葛藤を目の当たりにした春は、急に長く離別していた父親に会いたくなり、忠男と共に父の住む北海道・静内へ向かった・・・。
祖父と孫娘の二人旅、その行方はいかに---。
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人は人に寄り添っていきていく。
良いときも、悪い時も---。
原作・脚本・監督は、世界各国の国際映画祭で多くの受賞歴を持つ小林政広。
十年越しの企画が、日本映画を代表する名優たちを迎えて遂に実現した。
主演の仲代達矢は「約150本の出演作中、五本の指に入る脚本」と明言して渾身の演技で挑んだ。
孫娘・春には、若手演技派の徳永えり。さらに、豪華名優が競演。
順撮り(シナリオの順に撮影していく事)オールロケーションの映像は限りなく美しく、佐久間順平による、清冽繊細かつ雄大にして優しさに満ちたテーマ曲が全篇を満たしている。
誰しもに訪れる人生の転機を捉え、生きることの素晴らしさを厳しくも優しさに満ちたまなざしでペーソスたっぷりに描く、今を生きるすべての人に贈る人生讃歌が誕生した。
2011年3月11日、この映画のロケ地の多くが、撮影・製作に協力してくださった多くの方々が、地震や津波により甚大な被害を受けてしまいました。心よりお見舞いを申し上げます。
- キネマ旬報ベストテン(2011/02/08)
- 第65回毎日映画コンクール(2011/01/18)
- 日本映画優秀賞
- スポニチグランプリ新人賞(徳永えり)
- 日本映画ペンクラブ選定ベスト5 第3位
- 第34回山路ふみ子映画賞(2010/11/09)
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原作・脚本・監督/小林政広 エグゼクティブプロデューサー/與田尚志 プロデューサー/紀伊宗之、小林直子 アソシエイトプロデューサー/脇田さくら、小林政広 制作担当/川瀬準也 アシスタントプロデューサー/萩原直人 音楽/佐久間順平 撮影監督/高間賢治(JSC) 照明/上保正道 美術/山崎輝 録音/福田伸 編集/金子尚樹 助監督/石田和彦 音響効果/瀬谷満 装飾/鈴木隆之 衣装/宮本まさ江 ヘアメイク/小沼みどり 制作主任/棚瀬雅俊 企画/モンキータウンプロダクション 製作/「春との旅」フィルム・パートナーズ(ラテルナ、東映ビデオ、アスミック・エースエンタテインメント、毎日新聞社、札幌駅総合開発、北海道新聞社) 制作/ラテルナ、モンキータウンプロダクション 配給/ティ・ジョイ アスミック・エース
2009年・日本映画・カラー・ビスタサイズ
厚生労働省社会保障審議会推薦 文部科学省選定(成人向・青年向) |
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(C)2010「春との旅」フィルムパートナーズ/ラテルナ/モンキータウンプロダクション |
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35mm / 16mm / DVD / Blu-ray |