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![解説](../../../pictureingallery/kaisetu.gif) |
数ある恋愛映画の中でも、別れの場面だけを描いた巨匠ヴィットリオ・デ・シーカ監督の異色作。
米国人の若い人妻メアリー(J・ジョーンズ)は妹を訪ねてローマにやって来た。そこで知り合った青年ジョバンニ(M・クリフト)と激しい恋におちるが、思いを断ち切ってローマ駅に。駆けつけたジョバンニとの慌しく哀切な別れが刻一刻と迫って・・・。
駅に集う市井の人々が生活する場面が背景として淡々と描かれ、その描写の一つ一つがイタリアという国を表現して秀逸。
監督:ヴィットリオ・デ・シーカ
出演:ジェニファー・ジョーンズ、モンゴメリー・クリフト、リチャード・ベイマー、ジーノ・チェルヴィ
1953年/イタリア・アメリカ/1時間29分/モノクロ
第27回アカデミー賞衣装デザイン賞ノミネート
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