自転車泥棒 Ladri Di Biciclette |
2017年3月31日
現在 |
- 4月20日(月) 神戸市西区民センターなでしこホール 13:00
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何とかなる。生きていればな。
第2次世界大戦後イタリア。長い失業の末、映画ポスター貼りの職を得たアントニオは、ありったけのシーツを質に入れ、代わりに仕事に必要な自転車を手に入れ、六歳の息子ブルーノを乗せ町を回るが、ふとした隙に自転車が盗まれてしまった。商売道具である自転車なしでは職を失ってしまう。
無駄と承知で警察に行くが相手にされず、自力で探す。ようやく犯人に辿り着いたところで仲間の返り討ちに遭いかけ、思い余って今度は自分で自転車泥棒を盗んでしまう。その場に居た少年は…。
1949年のアカデミー特別賞やゴールデングローブ外国映画賞他数々の映画賞に輝いた作品で、主役の親子はオーディションで選ばれた素人を配役。当時の映画はセットを組んで撮影するのが、主流だったが、この作品はほぼ全編がロケ撮影。戦後の貧困にあえぐイタリア社会をドキュメンタリー的撮影手法によってリアルに映し出している。敗戦国の戦後のどん底を痛たくの素人を起用し、ネオ・レアリスモの存在を全世界に知らしめた。
1948年・イタリア映画・モノクロ・1時間24分
監督/ヴィットリオ・デ・シーカ
出演/ランベルト・マジョラーニ、エンツォ・スタヨーラ、リアネーラ・カレル、ジーノ・サルタマレンダ
アカデミー賞外国語映画賞、ゴールデングローブ賞外国映画賞 |
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