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上映時間 1時間56分 |
2018年2月5日
現在 |
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三枝 健起 |
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浅田次郎「オリヲン座からの招待状」(集英社刊「鉄道員」より) |
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宮沢りえ 加瀬亮 宇崎竜童 田口トモロヲ 中原ひとみ 樋口可南子 原田芳雄 |
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時代に翻弄されながらも、映画館を守り続けた
ふたりの愛と、優しい奇蹟の物語
昭和30年代、先代の館主・豊田松蔵(宇崎)が病に倒れ、その弟子であった留吉(加瀬)が、その志を引き継ぎ先代の妻・トヨ(宮沢)と映画館を守る事となった。古い時代、周囲の人々からは師匠のかみさんを寝取った若主人、不義理な女将などと陰口を叩かれたりもした。さらには映画産業が斜陽になり始め、貧乏に耐えながらもひたすら映画を愛し、映画の灯を灯し続けた二人、そして何よりも純粋にお互いを思いやり、愛し続けたのだった。
一方そんなオリヲン座を一番の遊び場としていた幼い子どもがいた。二人は毎日映写室の小窓から名画を覗いて成長した。やがて大人になり、結婚して東京で生活を送っていたが、いつしかお互いを思いやる心を見失い、別れを決意していた。そんな祐次(田口)と良枝(樋口)の元に、まるで何かを予感させる様に、一通の招待状が届くのだった。
さて突然ではございますが、昭和二十五年の開館以来半世紀以上にわたって、地元の皆様に愛され親しまれて参りました当オリヲン座は、誠に勝手ながら今秋をもちまして閉館いたすことと相成りました。
つきましては謝恩最終興行を開催いたしますので、どなた様もご多忙中とは存じますが、万障お繰り合わせのうえ来臨賜りますようお願い申し上げます。
オリヲン座 トヨ
留吉
様々な人が、オリヲン座最後の上映に向け、それぞれの思いで路地を曲がってやってくる。そこには優しい奇蹟が待ち受けていた---。
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浅田次郎原作「鉄道員(ぽっぽや)」から8年---待望の映画化!
原作は国民的人気作家である浅田次郎氏。220万人を感涙の渦に巻き込んだ大ベストセラー「鉄道員(ぽっぽや)」の最終篇に所収され、長く映画化が待ち望まれていた。
ひっそりと佇む京都の小さな映画館“オリヲン座”を舞台に、亡き夫の遺志を受け継ぎ映画館を守り続けた主人公に、今や日本を代表する女優・宮沢りえ、彼女を支え続けた青年には近年出演作が次々と話題になる実力派俳優・加瀬亮。その他存在感のある豪華キャストの競演が実現した。
季節の移ろいが美しい京都を舞台に、西陣織、蚊帳の中の儚い蛍など、日本の伝統美を交えつつ、映画館を守り続けた二人の愛の奇蹟を描くのは、三枝健起監督。メインテーマには、2007年ニューヨーク・ブルーノートで日本人初の3年連続公演を皮切りに、全米・ヨーロッパなど各国でのツアーを大成功させたジャズアーティスト・上原ひろみ。
心を揺さぶる大人のラブ・ストーリーの登場だ。 |
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脚本/いながききよたか メインテーマ/上原ひろみ 撮影/柳田裕男 美術/花谷秀文 照明/宮尾康史 録音/高橋義照 音楽/村松崇嗣 編集/森下博昭 VFXプロデューサー/岡野正広(GONZO
REVOLUTION) プロデューサー/佐々木亜希子 企画・制作プロダクション/ウィルコ 製作/ウィルコ、テレビ東京、東映、東映ビデオ、集英社、モブキャスト、TVQ九州放送、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビ北海道 配給/東映 支援/文化庁 2007年・日本 |
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(C)2007「オリヲン座からの招待状」製作委員会
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