平和な世界を!
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おかあちゃんごめんね
原作/早乙女勝元 脚本/板谷紀之 監督/河野秋和 製作/翼プロダクション
1985年・日本・人形劇アニメーション・26分 |
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星になったおかあちゃん。
絹ちゃんはいつまでも「炎の夜」を忘れません。
大阪の古い町、堺。泣き虫の絹ちゃんは体の弱いお母さんと、まだ小さな赤ちゃんのみち坊と3人暮らし。そのころ毎晩のように続く空襲は、日本中の大きな町を焼け野原にしていきました。7月10日夜、B29の大編隊。大阪の町に雨のように降ってくる爆弾。火の海は絹ちゃんたち親子3人にも容赦なくせまってきます。お母さんはこん身の力をふりしぼって逃げようとしますが力つきて動けません。3人で一緒に逃げようとする絹ちゃん。動けないおかあさん。その時、迫る炎の中でお母さんがとった行動とは・・・
昭和20年7月10日が、大阪・堺市民にとって二度と忘れることのできない日となりました。戦争中の日本は、この年アメリカ軍の空襲によって、何百万人もの人たちが日本中で、殺され傷つき焼け出されました。堺市ではこの日、1,860人もの人たちが殺され、970人以上の人が傷つきました。私たちは、この悲しい過去を忘れてはいけません。このお話は、大阪の「戦争体験を記録する会」がまとめた記録のひとつです。当時6才だった浜野絹子さんの体験をもとに、早乙女勝元が平和教育の素材の一つとして一冊の本にしたものが原作です。
DVD販売有り
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2011年2月4日
現在 |
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