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環境
おばけ煙突のうた おばけ煙突のうた
原作/早乙女勝元  脚本/山本洋子 監督/大澤 豊
企画・製作/こぶしプロダクション アスミック
1993年・日本・アニメーション・42分
あらすじ
解説
戦時下の東京- 夢をもちながら
  明るく、たくましく生きる下町の少年たち!


 1944年夏。時計店のガンちゃん(6年生)は、同級生のカッチンに、自分のでっかい夢を打ち明けます。おばけ煙突に登るだけではなく、真ん中の2本にロープをはって空中を渡るというのです。
 戦争は次第に激しさを増し、子どもたちの生活にも暗い影を落とし始めます。ガンちゃんのお父さんは出征し、子どもたちも福島へ疎開することになりました。
 年が明けて3月。つらかった疎開から戻ってきたとき、「おばけ煙突」は4本の煙突で彼らを迎えてくれました。そして、3月10日。B29の編隊が東京上空に。火煙のすきまをぬうように必死に逃げるカッチンとガンちゃんの一家の頭上に、次々と焼夷弾が降り注いできたのです・・・。

 見る角度によって、4本、3本、2本、1本と違って見えることから、「おばけ煙突」の愛唱で東京下町の人々に親しまれていた東京電力千住火力発電所の4本の煙突。1926年に建設され、1964年の東京オリンピックの年に解体されるまで、東京下町のシンボルとしてそびえ立っていました。38年間・・・戦前・戦中・戦後にわたり「おばけ煙突」は、下町の人々と歩み続け、その「生活を見続けていたのです。
 このアニメーション映画「おばけ煙突のうた」は、暗く苦しい戦時下にありながらも、夢を持ち続けたくましく生きる少年たちの姿を生き生きと描くことによって、彼らの夢と友情を断ち切った戦争の悲惨さを浮かび上がらせています。
VHS販売有りVHS販売有り
上映予定
2011年2月4日
現在
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