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エイジアン・ブルー 浮島丸サコン   監督/堀川弘通
「エイジアン・ブルー」脚本/山内久  企画/平安遷都1200年映画をつくる会
出演/藤本喜久子 益岡徹 隆大介 井川比佐志 佐藤慶
1995年 日本 劇映画 111分

 日本の敗戦から間もない1945年8月24日、京都・舞鶴湾で輸送船・浮島丸が爆沈した。4000人とも6000人ともいわれる乗船者のほとんどは、青森県下北での厳しい労働から解放された帰国途中の朝鮮人だった。この爆沈で549人(政府発表)の死亡が確認されているが、その犠牲の痛みや重さを、どれだけの人々が知り、感じ取っているだろうか。映画「エイジアン・ブルー」は、この事件で犠牲となった一人一人に人生があり、家族があり、未来があったのだということを、現代を絡み合わせながら描いた作品である。
 「戦後50年」…若者たちにとって、それはなかなか実感をもって身に迫る問題ではなくなってしまった。大学生の西原優子もそんな若者の一人だった。ある日大学で講師の林に提出したレポートが思わぬことにつながっていった。『浮島丸』についてのレポートだったが、実はそれは優子の姉の律子が書いたものだったのだ。林は在日で、『浮島丸事件』については強い関心があったのだ。レポートの引用されていた詩人・高沢伯雲の手記に引きつけられた。伯雲は優子と律子の父親であり、行方不明となっていたのだ。林の強引な誘いで優子と律子、林の三人は伯雲の足跡を追うことになった-。
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