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僕はひとりじゃない。
支えあえる君が こんなにそばにいる

上映時間 1時間48分
上映予定
2018年2月5日
現在
  • 中学・高校で広く上映されています。
兵庫県外の上映は、イメージサテライトへお問い合わせ下さい。
監督 中田 新一
出演 松山ケンイチ 堀北真希 角替和枝 矢崎滋 佐藤めぐみ 三浦誠己 加藤大治郎 ベンガル 寺島進 石井めぐみ 柄本明 加藤剛
あらすじ 失うことで、僕は手に入れた 生きることの本当の意味を
 健太は大輔や和也という親友や香織という彼女がいて楽しい生活を送っている普通の高校2年生だった。香織はスタイリストを目指して上京することを考えている女の子。そのまっすぐな眼差しに、健太も自分の可能性について考え始めていた、その矢先の出来事だった。
 事故で健太は下半身不随に…。車椅子という現実を受け入れられず、周囲を拒絶する健太だった。
 しかし同室のヘンなオヤジ・坂田や誠との出会いで次第に明るさを取り戻して行く。誠との出会いは車椅子バスケとの出会いでもあった。
 学校に戻った健太だったが、自分を受け入れてくれる香織に対して素直に接することができないでいた。そんな状態ではあったが、誠の所属する車椅子バスケチーム「北九イーグルス」に入った。
 激しいぶつかりあいとスピード…まさに格闘技さながらの車椅子バスの世界に、健太は自分の居場所を見出していく。新しい人生をつかんでいくための、健太の挑戦が始まった…。
解説
公開当時(2003年頃)の状況です。
現在のルール等は日本車いすバスケットボール連盟(JWBF)でご確認ください
舞台は北九州-車椅子バスケットボールの迫力を完全映像化!
 目を見張るスピードと鋭いターンの切り返し。競技用車椅子を緩急自在に操り、所せましと繰り広げられる白熱のプレーは、見るものを圧倒し一気に引き込んでしまう。
 本作は、アジア初「ゴールドカップ2002」(パラリンピックと並ぶ世界最高峰の車椅子バスケ選手権大会)開催地の北九州市を舞台に、車椅子バスケットボールにかける高校生の青春群像を描く。
市民参加のプロジェクト
 撮影はほぼ全て北九州市で行われ、「市民応援団」の結成や北九州フィルムコミッションを軸とする行政の協力の下で製作された。撮影中にはのべ1,000名にも及ぶ市民エキストラや現場を手伝うボランティアスタッフが加わり、行政と市民が共に作り上げた作品である。また、映画の後半で大きな盛り上がりを見せる車椅子バスケの試合シーンの撮影には、九州地区の実際の選手たちが参加し、迫力のプレーを披露している。


 車椅子バスケットボールは、コートの大きさ・ゴールの高さ・ボールの大きさ等は、すべて一般のバスケットボールと同じである。
 最大の特徴は、障害が重い者・軽い者、共に等しく出場の機会を与えるクラス分け制度である。
 車椅子バスケットボールの選手には、各々障害レベルの重い順から1.0から4.5点の持ち点が定められており、試合中コート上の5人の持ち点の合計が14.0を超えてはならない。このクラス分け制度がなかったとすると、障害の軽い選手だけでチームを組むことが可能となり、障害の重い選手の出場機会を奪ってしまうことになる。
 クラス分けは車椅子駆動・ドリブル・パス・ボールコントロール・シュート・リバウンドなどの動作はもとより、車椅子座位における体幹のバランス能力とボールコントロール範囲に応じて分類される。このように、車椅子バスケットボールでは、それぞれのチーム間の公平性も保っているのである。

クラス分け

 1.0
腹筋・背筋の機能が無く座位バランスがとれない為、背もたれから離れたプレーはできません。体幹の保持やバランスを崩して元の位置に戻す時、上肢(手)を使います。脊髄損傷では第7胸髄損傷以上の選手で、基本的に体幹を回旋する事ができません。
 2.0
腹筋・背筋の機能がある程度残存している為、前傾姿勢がとれます。体幹を回旋する事ができる為、ボールを受けたりパスしたりする方向に体幹の上部を向けることができます。脊髄損傷では第10胸髄から第1腰髄損傷までの選手ですが、残存能力には個人差があります。
 3.0
下肢にわずかな筋力の残存があり、足を閉じることができます。骨盤固定が可能となるため深い前傾から手を使わずにすばやく上体を起こすことができます。第2腰髄から第4腰髄損傷の選手及び両大腿切断者で断端長が2分の1以下の選手です。
 4.0
股関節の外転を使って、少なくとも片側への体幹の側屈運動ができます。第5腰髄以下の選手及び両大腿切断で断端長が3分の2以上の選手、また片大腿切断で断端長が3分の2以下の選手です。
 4.5
片大腿切断で断端長が3分の2以上の選手や、ごく軽度の下肢障害を持つ選手です。どんな状況であっても両側への体幹の側屈運動が可能です。
 それぞれのクラスで上位の運動機能を有する選手には0.5ポイントプラスされます。いずれのクラスでも残存能力には個人差があり、また不全麻痺等のプレイヤーも含まれる為、一概に損傷部位で持ち点を決定するのではなく、車椅子バスケットボールの基本的なプレーの能力が判定の主たるポイントとなります。

(映画プレス資料<協力:日本車椅子バスケットボール連盟>より)
クレジット 北九州市制40周年記念映画 第16会東京国際映画祭ニッポン・シネマ・フォーラム部門公式出品作品
文部科学省選定 厚生労働省推薦 日本PTA全国協議会推薦 支援/文化庁
エグゼクティブ・プロデューサー/中橋真紀人 音楽/千住明(主題歌「僕はひとりじゃない」 作詞:鮎川めぐみ 作曲:千住明 歌:高橋洋子) 原案/三輪勝司 脚本/矢城潤一、原田哲平 プロデューサー/佐々木文夫、中田新一 キャスティング/吉川威史 撮影/今泉尚亮 照明/白石成一 美術/池田大威 録音/深田晃 製作担当/小野山哲史 助監督/山本保博 メインビジュアル/清水一二
製作/「ウィニング・パス」製作委員会(イメージ・サテライト、サクセス・ロード、九州シネマ・アルチ)
協力/日本車椅子バスケットボール連盟、九州チャンピオンズカップ実行委員会、(社福)北九州福祉事業団、劇団俳優座、(社福)太陽の家、(社福)太陽の家 むぎの会
撮影協力/北九州フィルム・コミッション、九州車椅子バスケットボール連盟
後援/(社)あゆみの箱、(財)日本障害者スポーツ協会、(財)日本障害者リハビリテーション協会、きょうされん、北九州市教育委員会
特別協賛/(社)日本理学療法士協会、(医)豊和会 豊前病院
2003年・日本映画
(C)2003「ウィニング・パス」製作委員会
上映用素材 35mm / Blu-ray(ノーマル) / Blu-ray(日本語字幕付き) ※Blu-rayはカートリッジ付き
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