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Psycho le Cemu Beautifl World 〜この瞳に映らない現実〜 −名古屋 CLUB Diamond Hall− 2004.12.31 THU 21:30/OPEN・22:30/START |
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この日、ダイアモンドホールには一体どれくらいの人がいたんでしょうか。整理番号は何番まで出ていたんでしょうか。ホールのあるビル内に並びきらなかった客は隣の家具屋のビルの階段に並ばされました。弐号のチケットの番号は1000番台前半。しかし、私の後ろにもまだまだたくさんの人が並んでいました。確かダイアモンドホールはオールスタンディングで1000人収容(公式)のはず。…お、恐ろしい(笑) が、実際にホールの中に入ってみると、後ろの方でもぎゅうぎゅうというほどではなく案外スペースがありました。ホッ。 開演予定時間を少し過ぎて客電が落ち、謎の影アナの紹介でメンバーが登場。 「レディース アンド ジェントルメン!長らくお待たせ致しました。 Beautifl World in 名古屋ダイアモンドホール!早速メンバーを紹介しよう! 激しいドラムに華麗なダンス…オン ドラムス YURAサマ! 過激な外見とは正反対の内面を持つ…オン ベース seek! 女なのに暴れん坊…オン ギター AYA! 寡黙にギターを弾く姿はまさに男。黙って俺についてこい!オン ギター Lida! 今夜も聞かせてくれ、そのレインボーボイス!オン ボーカル DAISHI! 日本が生んだスーパーコスプレバンド。サイコルシェイム!」 『激愛メリーゴーランド〜アクエリア〜Prism〜Broker〜MEGATRON』というダンスナンバーのメドレーでライブがスタート。『Broker』の歌い出しを思いっきりトチり、笑ってごまかすDAISHI。か、かわいい(笑) メドレーが終わると暗転。コントに突入。 ぐちぐちと独り言を言いつつ年末の大掃除をする鬼県警のとっつぁんseek。そこに、更正して解散した桃太郎一家のAYAちゃんが顔を出す。「昔はよかった。あの頃に戻れるものなら戻りたい…」と酒を飲みながら愚痴るseek。淋しそうに遠くを見つめるseekを残して、「この後久しぶりにみんな集まるから」と去るAYAちゃん。 一方、DAISHI、Lida、YURAサマも大晦日の掃除中。みんな更正して新しい仕事に就いている模様。YURAサマは空を飛べるという能力を活かして宅急便屋さん。ホウキをまたいで空を飛ぶ仕草のYURAサマ。BGMはもちろん『ルージュの伝言』from魔女の宅急便(笑) DAISHIはきびだんごをエサに仲間を増やしていくねずみ講で儲けているとか。AYAちゃんは日光猿軍団。リーダーはその嗅覚を活かして鬼県警の警察犬。「元泥棒一家のくせに警察の犬に成り下がるなんて!」と非難を浴びるLida。そんなLidaを「立派な仕事やんけ。なかなかできへんで〜」とかばいつつ、背後からそのオレンジのふさふさ髪にスリスリするDAISHI(←私の腐った目にはそう見えた)。その瞬間客席からは「キャーっ!」という黄色い歓声が。(腐った目は私だけじゃなかった(笑)) とっつぁんのショボくれた様子をAYAちゃんから聞いたDAISHIたち。とっつぁんに元気を取り戻してもらうために一計を案ずる。『鬼県警総本部の宝をもらいに行きます。時限爆弾もしかけちゃった。捕まえられるものなら捕まえてみな。』という挑戦状をYURAサマ宅急便の着払い(笑)で鬼県警に届けた桃太郎一家。 昔の写真やらビデオやらを見てボーっとしていたseekもがぜんやる気を出す。捜査の陣頭指揮にあたり、部下に指示を出して爆弾の発見と総本部の警備に全力を尽くす。しかし爆弾は見つからず、桃太郎一家も現れない…と、そこへ必殺仕事人のテーマにのって桃太郎一家が登場。「これだけ警備を固めれば手も足も出まい!」と言うseekに「アタイが爆弾仕掛けに来たときは簡単に忍び込めたナリよ〜」と自分が来たことをバラしてしまうAYAちゃん。「ならお前の臭いを警察犬に覚えさせて、爆弾を探してやる」とseek。が、「警察犬は俺が手なずけておいたで〜!」とLida。しかし、「給料、倍でどうだ?」とseekに提案され、キャインキャインと尻尾をふってあっさり手なずけられるリーダー(笑) 「かわいい奴め」とLidaの頭をなでなでするseek(笑) ここには宝なんか無い、というseek。だがDAISHIは「俺らが奪ったもんはこの瞳に映らないもの…『時間』や。鬼県警総本部の時間、確かににもろたで」と言い切る。昔の写真やビデオを見て過去を懐かしんでいたとっつぁんは元気がなかった。しかし挑戦状を受け取った後、いつ来るかわからない桃太郎一家に備えて警備をして頑張っていたとっつぁんは元気いっぱいだった。過去に甘えているだけではいつまでたっても前には進めない。時間なんてどうせ目に見えないんだから、目に見えない未来のために使った方がいいのだ…と。とっつぁんseekも元気を取り戻し、めでたしめでたし。YURAサマ脚本のコント、ホロリとさせましたね。ええ話や(涙) でも最後に「着払いの代金、お前の給料から差し引いておくぞ」と言われて「え!?なんで俺やねん!」とコケるリーダー。やっぱり最後はリーダーで笑い取るんだね(笑) ステージ暗転してコント第1部終了。「飛ばしていくぜー!」というDAISHIの掛け声で『道の空』『春夏秋冬』『想い出歩記』へ。『春夏秋冬』ではサビのところでDAISHIのボーカルが止まる。そんなDAISHIを慮ってか、咄嗟にLidaのコーラスも中断。互いにアイコンタクトしながらなんとか取り戻そうと頑張るが、なかなか歌えないDAISHI。会場中「頑張れ!」な雰囲気(笑) AYA「オッハ〜!今年最後に桃太郎一家の掟を伝授するナリ。その1!年越しソバ、 年越す前に食べるの禁止!」 AYAちゃん、YURAサマを見る。 AYA「その2!東京のライブにIZAMさんが見に来て、芸能人やぁ〜…って思うの禁止 !」 AYAちゃん、Seekを見る。 AYA「その3!本番より楽屋の方がテンション高いの禁止!」 DAISHI「禁止!」 すかさずリーダーに突っ込むDAISHI(笑)DAISHIをじっと見るリーダー。 DAISHI「そんな顔してもかわいくない!」 AYA「その4!このMCどうやって終わらせたらいいか解らないの禁止!」 同じく繰り返す客。 AYA「うるさい、ブース。名古屋のバンギャ〜」 DAISHI大爆笑。 AYA「その5!大阪のライブの後にキリトさんに呼び出されて、いきなりピエラーに なるの禁止!」 AYAちゃん、DAISHIを見る。 DAISHI「いい話をいっぱい聞かせてもらいまして…ちょっと恐かったけど…男らしいライブをするよう言われてるんで…お前等かかってこいや!」 DAISHIの男らしい煽りで『一億のパルチザン』へ。続いてリーダーのイントロギターが最高にカッコイイ『Mind core』。『インドラの矢』『one day』と一気に4曲。この辺りの激しい盛り上がりでステージ上に特効の火柱がドカン!と出てたような…。狂犬の衣裳でヘドバンするリーダーはまるで歌舞伎役者か外タレのようで…小さい動きでも派手に見えてとにかくかっこ良かったです。あのヅラ最高(笑) DAISHI「サイコルシェイムです。コスプレしてます。食わず嫌いはもったいない なぁ、こんなかっこいいのに。まぁ、お前達だけの楽しみにしといて下さい」 『パノラマ』『「feel on the dark」』『愛の歌』と続いて演奏し、メンバーが一旦はけると暗転したステージ上にカウントダウンを表示するデジタル時計が現れる。0時まであと10分ほどというところでコント第2部が始まる。 seekとっつぁんの部屋の掃除を手伝いに来た桃太郎一家。みんな白いエプロンをつけている。ほぼ裸エプロンのエロいseek(笑) 5人揃ってほのぼのと掃除をしていたが、AYAちゃんんが本当に爆弾を仕掛けてしまったと気付き大慌て。急いで鬼県警総本部へ向かうことに。真っ暗闇の中、あたふたと爆弾を探す5人。「もう10秒しかない!」というところでカウントダウンへ。…3、2、1、0 バーン!と花火と紙テープ。 全員「あけましておめでとーございますぅ〜」 おめでとう〜と会場大盛り上がり!メンバー全員、仕込み通りにいって良かったとひと安心。が、実際は裏で慌てるあまり、リーダーのエプロンが取れなくて焦りまくってた…と後々DAISHIが暴露してました(笑) 「ドキドキしましたね〜。ちゃんと時報を聞いてあわせてました。」と興奮気味のYURAサマ。照明が明るいので、頭を振った時に自分の汗がパァーッて光って「かっこいい!俺」ってなったそうです。新年早々の初自分誉め(笑) 「今だから話せますけど…」と、今ツアーのオープニングの謎の影アナが実はmcATであると教えてくれたリーダー。MCをしながらも何故かリーダー挙動不審。みんなの立ち位置が決まらなくウロウロしている模様。seekに誘導され、やっと真ん中へ。でももうMC終わる頃だし(笑)「2005年の初ライブ、盛り上がっていきましょう!」となんとかまとめてました。 続いてめでたく厄年を脱出したというAYAちゃん。第1部のコント後のMCで「バンギャ〜」と咲いていたAYAちゃんに、それは何!?と説明を求めるDAISHI。「”咲く”って何?あれ、なんなん!?”リーダー死ね!”って意味!?おっちゃん勉強しとかな〜」と必死のDAISHI(笑) 誰も紹介してくれない…というseekに「そんなん、俺やりますやん!」と久々に仕切りにまわるDAISHI。が、結局seekのMCじゃなくてDAISHIの初スベリ・初下ネタ・初リーダーいじりになってました(笑)DAISHI自ら「俺がリーダー孕ませた」と告白!客席は「おめでとう!」と大盛り上がりでしたが、相変わらずリーダーはボーっとしてて薄い反応でした(笑) ちなみに生まれてくる子の名前は「白黒」だそうです。「白水」の白と「黒岩」の黒で(笑) 久々のDAISHI仕切りのMCはやっぱりおもしろい。でも下ネタ満載でちっとも次の曲に行ける雰囲気じゃない(笑) でもなんとか持ち直して曲紹介へ。 「去年はあまりやらなかったけど、メンバーみんなが心の中でいつも思ってる大事な曲なので、今年の一発目はこの曲で始めたいと思います。『REMEMBRANCE』」 去年はめったに聞けなかったこのこの曲…このタイミングでこの場で聞けるという喜びでひときわ大きい歓声があがりました。リーダーのギターソロで4人が横一列に並ぶ時、後ろのYURAサマが客席のみんなに見えるようにDAISHIがニコニコとかがんでました。DAISHIが後ろを振り返った時に目が合ったYURAサマがすごい笑顔をしていて、みんな楽しんでるのが伝わってきました。DAISHIは高音が出し辛くて苦しそうだったけど、ラストあたりは声がのびてて、歌い終わった後の笑顔が最高だった。注文を出したらキリがないけど、心に残るいい『REMEMBRANCE』でした。 一転して「今年もかかって来い!」というDAISHIの激しい煽りで『Scream』『LAST EMOTION』、最後は「名古屋!今日はしつこいぞ!」とメンバーがそれぞれサビを歌うロングVer.の『Murderer.Death.Kill』へ。 マイクスタンドがDAISHIサイズのままだったため、AYAちゃんは声がマイクに届ききってなくて、口をマイクに近づけて頑張って歌ってました。seekの時にはDAISHIが横 から高さを調節してあげてました(笑)そしてめったに聞けないリーダーの雄叫びに感動。叫んでも煽ってもリーダーの歌は上手いね(笑) リーダーの煽りの時、コーラスはDAISHIがしてました。これがまた最高っ! 「カウントダウン出来てよかった。ありがとぉ〜」とDAISHI。本編終了。 アンコールは『夢風車』から。 「今年最初の男ざく…男桜を咲かさせてくれ(笑)」 せっかくのかっこいいところで噛むDAISHI(笑)「江戸の町で〜♪」で、えらくこぶしがまわってました(笑)続いて「かませ〜!潰せ〜!ヘタレは帰っとけ〜!」の『銀狼』。「ラスト、いくぞー!」で『聖剣』へ。DAISHI、いきなり2番から歌い出して慌てる(笑) YURAサマの「辛い事もたくさんあると思いますが、2005年もいい年にしましょ う。それでは笑顔でお別れしましょう!また会えるその日まで、ロケット!バイ ビーッ♪」でアンコールも終了。が、なかなか鳴り止まない観客からのアンコール。しばらくすると再びメンバーがステージ上に登場! 「今日はめちゃ楽しいです。メンバーが本当に楽しいと思ってるのでもう1曲だけやります!飛ばしていけー!」 seekの掛け声でラスト『漆黒のゲルニカ』へ。「行けるかーっ!」と叫びながらDAISHI登場。間奏で「かかってこ…」と叫んで背中からキレイに客席にダイブするDAISHI。(DAISHIっていつも「かかって来い!」の「い」を言い終わる前に飛びますよね(笑))なんとか次の歌い出しまでにはステージ上に戻れてました。曲が終わり、DAISHIが「いつでもかかってこいよ!待ってるから!」と叫んで去って行きました。他のメンバーも満面の笑みで手を振ってステージを降りていきました…。 まだまだ諦めきれない観客からアンコールの声がかかり始めると、なんと第14帝國の楠本元帥のアナウンスが聞こえてきました。 「DAISHIはまだ遊び足りないと言っている。まさかこのまま帰るつもりではあるまいな!?」と。会場中「まだやってくれるのね!?」と大盛り上がりするが、実際は元帥とDAISHIのシークレットライブ開催のお知らせでした。DAISHI以外のメンバーはもう眠いとかで不参加らしかったので、結局私らはシークレットライブ参加権をかけたくじ引きをすることもなく、帰ることにしました。ちょっと後ろ髪は引かれましたけどね。 カウントダウンで新年を一緒に迎えられる。0時を過ぎてもそこにはメンバーがいて、笑顔で一緒に歌える…こんな嬉しいことって無いな〜と、しみじみ幸せをかみしめた私達でした。 |