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face to ace "ANOTHER DAY" TOWARD A NEW DAY -ENCORE TOUR- −名古屋CLUB QUATTRO− 2003.10.10 fri 18:00/OPEN・19:00/START |
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前回のライブからちょうど7ヶ月。1年に2回もftaのツアーに行ける幸せをかみ締めつつ、壱号&弐号は会場のクアトロへ向かいました。整理番号は200番台だったので会場の7階よりはずっと下の階段に並ばなきゃいけないのはわかっていましたが、いちいち階段を上っていくのはしんどいのでエレベーターで7階まで行き、降りていくことにしました。エレベーターが7階に到着しドアが開くと、私達が降りるより早く乗りこんできた男性が2人。…YANZさんだ!間違いない!…が、私たちは何も見なかったかのように無表情でエレベーターを降りたのでした。そしてドアが閉まった瞬間、顔を見合わせて「YANZさんだよね!?わはははは」と何故か笑い出す(笑)道でばったり芸能人に出会った時の反応ってこんなもんでしょうか。わー!ともきゃー!とも言えず、無反応無表情(笑)間近で見たYANZさんはそりゃもうカッコ良かったのですが、「案外背が小柄だね〜」というのが壱号&弐号の感想でした(笑)そしてその後判明した事実が。YANZさんと一緒に乗り込んできたもう一人の男性…私たちはてっきりスタッフの兄ちゃんかと思っていましたが、どうやらしまっちだったみたいです。その姿形の変貌ぶりに、ライブ始まるまでしまっちだとわかりませんでした(笑) このエレベーター遭遇事件のおかげで、ライブ前から私たちのテンションがかなりあがってしまったことは言うまでもありません。 前回がホールだったのでライブハウスは久しぶりですが、やはり開場後開演までの1時間の待ち時間はキツイです。客席にはスーツ姿の男性の姿も多く見えました。サラリーマン?それともコスプレですか(笑)?ステージ向かって下手の一段高くなった壁際に陣取った壱号&弐号。ACEさんは歌っている時の視線が下手側に向く…ということは調査済みです(笑) 開演時間を15分ほど過ぎたところで客席のライトが落ちました。薄暗いステージにぶっこの奏でる妙にのんびりとしたリズムが響きます。オープニングはカバーアルバム『SONGS MAKE MY DAY』から『STEPPIN’OUT』…が、突然イントロ停止(笑)スタッフがあたふたとステージ上に出てきました。「ぶっこ、やってくれたな」…と客席も爆笑です。そして仕切りなおしです(笑) 1:STEPPIN’OUT 今度こそ軽快なのイントロが流れ出し、客席も手拍子でメンバーの登場を待ちます。上手側からYANZさん、西川さん、しまっち、海月さんがステージへ。そしてイントロの盛り上がりと共に軽快なステップでACEさんが登場!少し照れたような笑顔がキュートです。衣装は全員スーツ。めちゃめちゃ決まってます。ACEさんはダークグレーにストライプの入ったスリムなスーツに薄いドット柄の入った白シャツ。第二ボタンまではずした胸元に釘付けです(笑)黒ブチの薄い色のサングラス、髪はミルクティー色でサイドがきれ〜に流れています。サビの部分で大きく両手を広げて歌う姿が印象的です。 ACE 「GOOD EVENING NAGOYA! WELCOME TO ANOTHER DAY!」 2:SPIRAL STEPS 3:SPEED OF LIFE ACE 「本日はface to aceがお贈りする『ビバ!80's オータムフェスタ 夏物一掃大謝恩セール』へようこそ!ツアー初日は横浜だったので、実質的には今日の名古屋が旅の初日。旅に出ると気分が高揚するんですね〜。また格別ですね〜…ね、しまっち」と突然しまっちに話を振るACEさん。 「そうですね〜。へへ。この格好で言うと怪しいですね」と笑うしまっちの風貌は、最初のツアーの時とは別人でした。ヒゲとかボサボサの髪形とかメガネとか…怪しさ爆発(笑)そんなしまっちに「何人やねん!何になりたいねん!」と突っ込んで大爆笑のACEさんでした。 ACE 「天高く馬肥ゆる秋。食欲の秋です。え〜………皆様にはそんな細かいことは気にせずに、秋の味覚を楽しんでいただきたい!ということで。今日はそのためのオールスタンディングです!え〜、人間の体というのは運動を開始して20分経過するころから体脂肪が燃焼し始めます。その点を考慮しまして、今日のステージは20分以上やろうと思います(笑)!」 ステージから客席見渡しながら言わないで欲しいです(笑) ACE 「私も最近ボーカリストとしてステージをこなすため、喉を鍛えています。毎日『喉立て伏せ』100回、『ヒンズー喉ワット』200回…」 客席から「やってー!」と声がかかると、「大変体力を使いますので、こういう所ではやらない。」ときっぱり拒絶(笑) ACE 「続いてはカバーアルバム『SONGS MAKE MY DAY』からこの曲を聞いて頂きましょう…」 西川さんのカウントから曲のイントロが始まった…かと思ったら演奏中止。後ろの方で海月さんが「私です!」とミスを自己申告。あたふたとピアニカを手にして準備OKのサイン。「いいもの見れたね」とACEさん。本日2度目のトラブルでしたが、なんか得した気分です(笑)この後の2曲は海月さんのピアニカがとってもいい味出してました。 4:THE RIDDLE 5:IN THE MAZE ACE 「新幹線の品川駅が開業して今日初めて停まりましたけど…………………どうなんでしょうね。あの〜、東京から乗ってお弁当を広げるタイミングを考えなきゃいけないですよね(笑)」 名古屋駅に着いてタクシーに乗ったACEさん。運転手さんがとっても陽気な方で、安全地帯や野村義男を乗せたと教えてくれたそうです。 ACE 「野村義男で思い出しましたけど…奥さん、キレイな方ですよね〜。以前六本木で3人で飲んだことがありまして。私はその場を盛り上げようと汗だくになりながら一生懸命になってたわけですよ。で、2人が帰っちゃった後に、カウンターに1人…燃え尽きたマッチの軸のように残されて…。あの頃は若かったな〜(笑)若い頃にはいろいろあるものです。さ、聞いていただきましょう。『HOW SILLY』」 なんて見事な曲への流れでしょう(笑) 6:HOW SILLY 7:オルフェウスの朝 8:PROMISES PROMISES 『HOW SILLY』から『オルフェウスの朝』に移る時、恒例の『ACEターン』です。今回はコケること無くカッコ良く決まっていました。 『PROMISES PROMISES』はACEさんのカッティングがサイコーです!しびれます。しなやかな手首がエロいんですよ〜(笑)。これをACEさんがやらずして誰がやるんだ!…ってことで、この曲の後半のギターソロはしまっちで、ACEさんはずっとカッティングしてました。 ACE 「いいな〜名古屋!また番組やりてぇな〜!番組にメールとかくれてた人たちはどうしてるんでしょう。お元気でしょうか」 会場内から「はい!」という男の人の声が。スパイラルブルーの常連さんでした。 ACE 「ツアーで毎回同じ話をするのはあまり好きではないのですが、ひとつ全国の皆様にどうしてもお知らせしたい『今だから話せる話』というのを携え、今回は全国をまわろうと思ってるんですが……結構ディープな話なんで………実は去年の暮れ、お風呂に入っててふと右足を見ると、親指のつけねの骨がびよん!と飛び出てるんですよ〜 (笑)どういう状態かといいますと…しまっち、パネル持って来て!」 「かしこまりました」とACEさんに向かって一礼するしまっち。これにはエースさん、身をよじって大爆笑。ストライクゾーンだったのか(笑) 右足の図が描かれたパネルを指差しつつ「このようにですね、びよん!と飛び出てるんですよ。そうなんです。外反母趾だったんです!びっくりしましたね〜」あわてて通販で「外反母趾矯正ベルト」というゴムのベルトを購入し、毎日お風呂上がりに巻いていたところ一ヶ月くらいで治ったそうです。「人体の驚異」というディープな話題でした(笑) ACE 「せっかく体脂肪燃焼中なのに休んでちゃいけませんね」と次の曲へ。「渾身の想いで作りました。来年の春、5年10年後の春、春が来るたびに思い出していただければ…と思っています」 9:桜 ACE 「今日は暖かかったですね。10月中旬の陽気だそうです」 そりゃそうです。10月中旬ですもん(笑)一瞬の間の後会場からは「へぇ〜へぇ〜」@トリビアの泉。これに対しACEさんは「………はぁ〜ん。87はぁ〜ん」見事な切り返しでした(笑) ACE 「時には全身の力を抜いて、明日また歩き続けるために今日は休もうか…そういう日があってもいいんじゃないでしょうか。たまにはゆ〜っくり、ボーっと何もしない1日があってもいいと思います。人間にとってはそういう時間が重要なんだと思います。この曲を聞きながら、そんな想いを馳せてください」 10:栞 11:a new day 12:CLOUDY DAY 13:MISSING WORD 14:早春 『栞』で「一休みして…」、『a new day』で「新しい一歩を踏み出そうか」。この辺の流れなんて、そりゃもう涙モノです。『CLOUDY DAY』はライブバージョンがすごくいいですね。イントロのアコースティックギターがとても印象的です。バラードを歌い終わった後のACEさんは必ずお辞儀をします。ライトの消えた暗いステージの上で深々とお辞儀をする姿が目に焼き付いて離れません。昔から「ACEさんのギターは歌ってる」と思ってましたが、 ギターを持たないボーカリストのACEさんは「体全部…特に右手が歌ってるな〜」とよく思います。『早春』とか『桜』とか静かな曲の時は特にそう感じるのでありました。歌とか表現力とか、ものすごく上手くなってるな〜と実感するのもこの辺りの「歌い上げ系」の曲の時ですね。 ACE 「早春…なんて季節ハズレな歌をうたう奴等なんでしょう。またこの曲も来年の卒業シーズンに聞いていただければと(笑)『face to ace歳時記』のようですね(笑)さ、お遊びはここまでだ!」突然巻き舌で煽り始めるACEさん。 「甘ったるいこと抜かしてんじゃねぇぞ、コラァ!」怒られてるのに会場中大爆笑。「本格的に皆さんの体内に残った脂肪を燃焼させるエクササイズの時間がやってまいりました!ライブも佳境に入ってまいりました。悔いを残さぬよう、またこの後早速秋の味覚を楽しめるよう、思いっきり脂肪を燃やしてください(笑)!」 15:Street Games 16:がらすのゆめ 17:月夜のケモノたち 「どうもありがとーっ!」大きく手を振ってメンバーが上手に退場し本編が終了しました。 ■ ENCORE ■ アンコールの声がかかる中、ACEさん以外のメンバーがステージに再登場しました。みんな今回のツアーTシャツを着ています。海月さんの「いくぞっ!」の声で西川さんがカウント、イントロが始まると上手からACEさんがダッシュで踊り出して来ました。スーツの上着を脱いでシャツ姿です。 18:カラックスの白日夢(Daydream of Carax) 19:Bring You Back To Me 『カラックスの白日夢』の間奏では海月さんがノリノリでステージ前方に出て来ました。海月さんの「YANZ!」という掛け声でYANZさんのベースソロへ。続いてしまっちのギターソロへ。その間ACE&海月コンビは後方で80年代ディスコ風ダンスを踊っていました。 『Bring You Back To Me』の曲の途中、胸の前で十字を切る仕草がすげ〜カッコイイです。ACEファンにとってACEさんの「手」はツボです(笑) ACE 「アンコールありがとう!何が嬉しいってこの瞬間が嬉しいです。自分でいうのもなんですが、今日はすごくいい出来です!反省点はこれからのステージでいかして、一歩一歩突き進んでいきたいと思います。…MCに関してはどうだかわからん(笑)」 ここでYANZさん、西川さん、しまっち、海月さんの順番でメンバー紹介です。 b.YANZ ACE 「この〜、ちくしょうめ〜。ヤンちゃん人気スゴイです!この間リハーサルの時、アゴに大きなバンソウコウはってましたが、どうしたんですか?」 YANZ 「僕バイクに乗ってるんですけど、ヘルメットしてタバコ吸ってたらガシャン!としまっちゃって、タバコがこう顎に…根性焼きです(笑)」 大きなバンソウコウを顎に貼ってリハに現れたYANZさんに、メンバーが1人ずつ順番に「どうしたんですか?」と聞くそうで。その度に同じ説明を何度もしていたのでだんだん要点を得た簡潔な説明になっていったそうです(笑) dr.西川貴博 大阪出身の西川さん。当然のことながら阪神タイガーズファンだそうです。 ACE 「今回のツアー、大阪の日がちょうど日本シリーズの日で…。はっきり言って危ないです、大阪。キャンセルしたいです(笑)なんとか行きたいんですけど、問題はステージの後ですよね。なんとか西やん(道頓堀川に)飛び込まないように…打ち上げの間中ずっと羽交い締めにしとかないと危ないです(笑)ちなみにキミは浅香唯ちゃんファンだったの?」 と唐突に西川さんの奥様の話題に。照れ笑いしながら「はい〜」と答える西川さんに「ある意味最高の結末を迎えた訳ですね!いいな〜あやかりたいもんですね。ナンマンダブ」と念仏を唱えるACEさんでした。 g.しまっち ACE 「国籍不明!ステージ始まった頃は謎のイタリア人みたいだったけど、今になったら寝ぼけた父さんですよ」 しまっち 「僕は一体何者なんでしょう(笑)」 3月の東名阪のツアー、名古屋が一番良かったそうで。「余所行って言うなよ」とコッソリ教えてくれました。で、その名古屋ライブの後の打ち上げは大盛り上がりで、しまっちも大爆発だったそうです。ベロンベロンに酔っ払って、イベンターのサンデーフォークの人を「サンデーちゃん!」と呼んでいたとか(笑)最後にメガネの柄を耳の後ろでぴこぴこ動かして会場の笑いを誘うしまっち。でもACEさんにはキレイに無視されてました。 key.本田海月 ACE 「ftaのもう片方の翼、本田海月ーっ!」 この海月さん紹介のフレーズはもうお決まりですね。 本田 「しまっちのギャグの後ではもうどうにもなりませんよね。ありがとう(笑)」 しまっちに敗北宣言の海月さん。ステージの前方に出て来て、会場の隅々まで見渡してお辞儀をしていました。 ACE 「引き続きエクササイズを…(笑)カバーアルバムから、今度はこんな曲を聞いて頂きましょう。」 20:IT'S ALL GAME 21:RAIN 22:ノンフィクション ラストの『ノンフィクション』。一番を上手側、二番を下手側で歌ったり、サビのところでマイクを客席に向けたりするのは定番になりましたね。最後の最後まで体脂肪燃焼というキーワード(笑)に気を遣っていたACEさんでしたが、会場中の誰よりも一番エクササイズしていたのは海月さんだったと思います。ずーっと跳ねっぱなしでした。 ACE 「みんなの元気、たっくさんもらいました!ありがとう名古屋!愛してるよーっ!」 胸元をドン!と叩いてACEさんが叫びました。サポートメンバーが去ったステージの上、肩を組んで客席に向かって深々とお辞儀をする海月さんとACEさん。大歓声の中、グッ!と親指を立てて笑い合う二人の満面の笑みが忘れられません。 |