face to ace
2003 LIVE TOUR
TOWARD A NEW DAY
−名古屋アートピア−
2003.03.10 mon
18:00/OPEN・18:30/START


face to ace2回目のツアー、2日目の名古屋。今年もまた去年と同じこの季節にやってきました。faceto aceはスギ花粉と一緒にやってくると巷で噂になっているとかいないとか(笑)
HUNGRYS壱号&弐号はそれぞれ電車にガタゴト乗り、名古屋で落ち合いました。旅のお供はもちろん旅情エレクトロ『a new day』です。電車に揺られながら聴く『a new day』は最高です。街から遠ざかっていくのではなく、都会に近づいて行くのがちょっとアレでしたが(笑)

今年の会場は栄のナディアパーク内のアートピアホール。エレベーターで7階まであがっていくと、目の前には名古屋の夜景がババーンと広がります。会場のスタッフも皆スーツ着用で、「自己責任でカメラ等は預けて下さい」と手荷物チェックも無し。おお〜、なんだかオトナな雰囲気でftaにピッタリ(笑)。アートピアホールのキャパは700ちょい。客席は前の席と段差があり、とてもゆったりとしています。
私たちは7列目ド真ん中で、ステージの近さに早くも興奮気味でした。

ステージセットは去年11月の中野サンプラザのものと同じ、白い4枚の大きな布がステージ後部に揺れています。この白い布が曲毎に様々な色にライトアップされ、ftaの世界を彩ります。
開演時間を10分程過ぎたところで客電が落ち、パーカッションのリズムが印象的なSEが流れ出しました。下手側から海月さん他サポートメンバーがステージに現れ、最後にACEさんがステージ中央へ。ドラムのカウントで一曲目が始まりました。

1:SPEED OF LIFE
2:SPIRAL STEPS


ACEさんの衣装は襟の立ったベージュのジップアップのジャケットにパンツ、そして赤い紐のブーツ。ブラウンというかキャメルというか、カラーリングされた髪を少し立たせて流してたり。おっしゃれ〜(笑)
『SPEED OF LIFE』はギターのカッティングがすごくかっこいいのですが、1曲目にもってこられたら興奮しちゃってじっくり聴くどころじゃないです(笑)。『SPIRAL STEPS』では手拍子を煽る海月さんが印象的でした。

ACE「ヘーイ!名古屋ーっ!まだまだ行くぜーっ!」

3:ノンフィクション

ギターを置いてマイクを手に取り、ステージ上を右へ左へ動きながら歌うACEさん。「君が…」という歌詞のところで客席に向かって手を伸ばします。サビまでは微動だにせず鍵盤を叩いているのに、サビに入った途端に激しくリズムを取りながら踊る海月さんがおもろかっこいい(笑)
この曲はYANZさんのベースソロがあって、かっこいいアレンジになってました。 曲が終わると突然「SPIRAL BLUE」のジングルが。ラジオでは「スパイラル ブル〜」とACEさんが囁いていますが、ちゃんとツアー仕様になってて「TOWARD A NEW DAY」になってました。これ、他の会場でもやったんでしょうか。「SPIRAL BLUE」を放送してる名古屋だけだったのかな?だとしたらなんともニクイ演出ですよ、エース兄さん。しゃべりも「SPIRAL BLUE」風でした(笑)

ACE 「はい!というわけでですね、ツアーも今日で折り返し地点を過ぎました(笑)今日もたくさんのお客さんが来てくれてますので、もうどんどんどんどん曲をやっていこうと思います。お便りの方がですね(笑)、『誕生日おめでとう』というのをたくさん頂きまして。(会場から「おめでとう!」の声)めでたいんだかめでたくないんだか、なんだかもう(笑)でも、こんなにたくさんの人からおめでとうと言ってもらえて嬉しいです。本当にありがとう!
昨日、吉本興業の東京本社の方に電報が届いたんですけど、宛名が『エースさんへ』じゃなくて『清水さんへ』になってまして。吉本興業東京本社には清水さんという人が3人おりまして(笑)文面が『お誕生日おめでとうございます。15日の夜(渋公ライブ)を一緒に過ごせるのを楽しみにしています』となっていたんですね。持って行く先々で『わしゃ違うで』『誕生日ちゃうで』ということになって、最後には清水取締役のところに…(笑)ワタクシ宛ての電報が社内をかけめぐってしまいました(笑)くれぐれも、宛名は『エース』にして下さい。
一年前、初めてステージに立った時は逃げ出したかったです。『探さないでください』って書き置きを残して、電車に乗ってどっか遠いところに(笑)本当に緊張しましたが、ふと見ると客席の方が緊張してて…PTAの授業参観のようでした(笑)。それから月日も経ち、クソ度胸がついてきました。おしゃべりに関しては度胸が飛躍的に向上しまして。それもこれもFM愛知さんのおかげです!言葉につまっても話題を変えればいいのです(笑)
…新しいお友達を紹介しましょう!on Drums西川貴博!そしてもう一人、on Saxophone小林テツオ!」

4:...I KNOW
5:栞
6:FLAMING DAYS
7:ピュア


生サックスが加わってCDとは違った雰囲気を味わえた4曲でした。『...I KNOW』のYANZさんのコーラスが絶品です。『FLAMING DAYS』ではサックスとエースさんのギターバトルが見れました。『ピュア』は新ドラマーのニシカワさんの見せ場がいっぱいです。『ピュア』の最後で一旦ステージ袖に引っ込んだACEさん。レザーのコート、パンツの衣装チェンジで再登場です。

ACE「素晴らしい演奏を聴かせてくれたメンバーを紹介します。

g.嶋田 修
sax. 小林テツオ
dr.西川貴博
b.YANZ
key.本田海月

ACE「それでは、引き続き軽快なナンバーを聴いてもらおうと思います。」

8:残像

ACE「来月4月に5枚目のシングルをリリースします。出しすぎなんじゃないの?って言う方もいらっしゃるかもしれませんが…(客席から『そんなことない!』と男の人が叫ぶ)…そうだよな〜(笑)?ありがとう!今日はカップリングの新曲をお届けしようと思います。本当はとっておきたかったんですけど、どう考えても今のこの時期に歌わなきゃいつ歌うんだ!?という歌で(笑)『桜』という歌なんですが……あ、そういえば坂本冬美が復帰しましたね(笑)それでは聴いて下さい。『桜』」
…そんな入り方でいいんですか(笑)?

9:桜

新曲『桜』は、ゆるやかに高い音に伸びていくサビが印象的な曲で、淡い桜色にライトアップされたステージ上の布がとても綺麗でした。

ACE「春がやってきて、何か新しい一歩を踏み出す人もいると思います。新しい一歩というのは、冷たい風に吹かれるものです。でも、時々休みながらでいいので、がんばって歩いていきましょう。聴いて下さい『a new day』」

10:a new day
11:オルフェウスの朝
12:CLOUDY DAY
13:MISSING WORD


『オルフェウスの朝』のイントロでカッコ良くターンを決めようとしたACEさん、ちょこっとよろめいてしまいました(笑)。このへんの曲はYANZさんのコーラスとか、しまっちとエースさんのギターのハモリとかサポートメンバーさんたちの見せ場も一杯です。私的には曲に入る前のドラムスの「ワン、ツー、スリー、フォー!」という力強いカウントにゾクゾクしました。これはナマじゃないと味わえません。
曲が終わると、またまた「SPIRAL BLUE」のジングルが(笑)。毎回番組の最後に流れるエンディングの曲にのせて本編最後のMCです。

ACE「すごく楽しい時間をすごさせてくれてありがとう。終盤戦に突入しましたが、まだなんか体があったまってねぇぞ?と思ってる人もいらっしゃるでしょう。 私自身もまだバクハツしてないんですね(笑)さ、うっぷん晴らす時間がやってまいりました。いい汗かきましょう!!」

14:Street Games
15:がらすのゆめ
16:月夜のケモノたち


ACE「どうもありがとーーーーーうっ!!」

大きく手を振ってACEさん、海月さん、サポートメンバーがステージを去り、本編が終了しました。

■ ENCORE (I)■

17:カラックスの白日夢(Daydream of Carax)

前奏の途中からダッシュで現れたACEさん。衣装は白い細めのシャツ。とても似合います。

ACE「アンコールどうもありがとーー!」

演奏が終わった直後、バッと段差から降りてスソにダッシュする海月さん。そしてACEさんが叫んだ瞬間、ドラムのカウントが。しまっちの激しいギター(笑)するとバースデーケーキを持った海月さん、♪ハッピバースディ トゥ ユー♪と歌いながら登場。観客も合わせて合唱です。

海月「消防法の都合上でロウソクがついてるつもりで消して下さい」

フッと消すマネをするACEさん。ステージ上のメンバーも観客も「おめでとー!」と拍手。照れまくるACEさん。スタッフにケーキを渡す直前、イチゴをひとつ摘んでぽいっと口の中へ。クリームのついた指をペロっと舐める姿がかわいい(笑)

ACE「ホントにありがとー。嬉しいよね、こういうのってね。祝ってくれたのも嬉しいし、しまっちのギターも嬉しかったです(笑)」

YANZさん、西川さん、小林さん、しまっち、海月さんの順番でメンバー紹介です。

b.YANZ

ACE「すごいじゃないですか」
YANZ「そうですね」(お祝いと勘違い)
ACE「(YANZさんの)人気」
YANZ「(笑)」
ACE「YANZ人気すごいですね。あやかりてーよ(笑)いいな、ベーシストになろうかな」

dr.西川貴博

ACE「西や〜ん。どうですか?face to aceのライブの感想は?」
西川「MCを楽しみにしてます。」
ACE「(笑)西やん、奥さんすごい人なんだよね、浅香唯。浅香唯ちゃんのダンナとバンドやってると思うとドキドキしますね(笑)」

sax.小林テツオ

ACE「コバや〜ん。彼はすごいんです。テナーサックス、ソプラノサックス、フルート、クラリネット・・・他にどんなのを?」
小林「あと布団ひくくらいですかね」
ACE「(笑)けっこうポイント高いですね。今新しい風が吹いたような感じがします」

次はしまっち。ACEさん、しまっちの前を塞ぐように立ちはだかり、見下ろし、話しかけます。すごく羨ましい距離です(笑)

g.しまっち

ACE「しまっち、昨日栄でバッタリあったよね。」
しまっち「はい」
ACE「何買ったの?」
しまっち「クラッカーを・・・お祝いにステージ上で使おうと思ったんですけど、消防法の都合で使えなくて・・・」
ACE「ああ、そう・・・楽器屋に行ったんじゃなかったの?」
しまっち「それは猫だましで・・・」
ACE「秘密主義のしまっちでしたーっ!」

key.本田海月

ACE「face to aceの片方の翼、私の大切な相方です。本田海月ーっ!」
(フカフカの毛皮っぽい衣装を着た海月さん。しまっちと西やんに向かって「バーン!」と鉄砲を発射する真似。2人ともちゃんと撃たれた仕草をする(笑))
海月「ども!マタギです」
ACE「本田君、それだけですか?名古屋の人達にもうちょっと言う事ないでしょうか?(笑)」
海月「名古屋!・・・楽しいぞぉ〜」
ACE「寡黙な所もチャームポイントのひとつです。本田海月!」

18:UNDERCOVER
19:Bring You Back To Me


■ ENCORE (II)■

『RAIN』の頃によく来ていた細いストライプの入ったスーツで登場のACEさん。

ACE「何度でも言わせていただきます。本当にありがとう!めちゃくちゃ楽しい時間が過ごせました。本当にありがとう。それでは、聴いて下さい。『早春』」

20:早春
21:RAIN
22:ノンフィクション


ラストの『ノンフィクション』の間奏で、「今日は本当にありがとう。めちゃくちゃ楽しかったよ!!また一緒に楽しい時間を過ごそうな!」と叫ぶACEさんでした。

曲が終わると海月さんとACEさんはステージ横に張り出した花道に走っていって、客席前列に手を差し出して握手をしながら上手から下手へ移動していきました。ACEさんは最後にまた一段と大きな声で「ありがとう!」と叫んでステージを去っていきました。
21時少し過ぎ、客電の灯った会場内に今回ステージでは演奏されなかった『IN THE MAZE』の別アレンジが流れて、私達を送り出してくれました。最初にACEさんが言った通り、曲数の多いライブでした。face to aceのライブは短距離走というより有酸素運動の長距離走という感じで、一気に汗はかかないけど終わってみるとじっとり汗ばんでいて、いい運動したーっ!という心地よい疲労感に浸れます(笑)
次のツアーもまた来年のこの季節でしょうか。トークだけじゃなく歌にもクソ度胸のついたACEさんと海月さんに会えるのが楽しみです。
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