サロ110 36

2004年1月17日完成

 153系改造の元祖化けサロ。サロ110です。36号車は1960年川崎車輌製のサロ153-36を1966年に大船工場で改造したものです。 その後1975年に冷房化、1979年の国府津電車区開設と共に大船へ移動、1986年に一時静岡へ移動しましたが、その後 また国府津へと復帰。JRへと継承されました。

 模型は1989年にサロ111と組んでいた姿を再現するために、サロ111と共にKSモデルのキットを使用しました。 キットはプレス加工済みの車体に妻板を組み合わせる構成で、ハンダ付けならば補強も無く、楽に組み立てられます。 ただ、サロ110・111のみはサボなどが別パーツ化されていて実車に対応できるようになっていますが、資料が無い分 大変でした。何しろ形式図には「方向幕はないものもある」などと微妙な表現。方向幕は準備工事でサボ受は撤去の 1000番台もいるようで、この辺りは難しいです。ちなみにシールは自作しましたが、まだ貼っていないので8番白幕です。

 クーラーはメッシュとルーバーがありますが、キットにはルーバータイプが付属。実車資料が無い為、36号車には そのままルーバータイプを載せています。また、キットでは表現されていない戸袋点検蓋、Dコック蓋はデカールで 表現しました。標記は東コツとしています。グリーンマークはED500を作った時の残り物を使いましたが、鮮度が落ちていたのか 「Green ar」や「Green Ca」など、かなりウケ狙いな転写状況です。

 KSの一連のキットはドア付近の彫りが浅いイメージがありましたが、塗装するとそれほどでもなく、価格も安いこと から気に入りました。ちなみにTOP画像のように4両同時製作、いえ、ハンダ付け時はサロ165もいたので5両製作でしたが、 次々に脱落(?)し、まずは1両が完成しました。4両作るだけでハァハァしているというのも考え物ですね。

 あ、下回りはKATOサロ152のものをシートを外して使用しています。

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