超マイナー・・・

2000年11月17日完成・2000年9月完成

 いきなりですが、18歳未満禁止の画像です。ええ、本当にまずいです。ペグシとかマスクとかかけ た方が良いかな?と思うくらいです。まぁタキ15600はそれほど怪しくないですがね。

うむ・・・

 ということで、タキ15600から、これは1999年のJNMAフェスティバルで新トキ25000 とセットでペアーハンズからキットで発売されたものです。新トキ25000欲しさに購入したら付いて きたという程度に考えていましたが、KATOタキ3000の鏡板やフレームを巧妙に使う構造には舌を 巻きます。板からタンク体を作ることが出来るというところに設計者の方のレベルの高さを知ることが出 来ます。

 実車は東邦亜鉛株式会社の私有で、亜鉛焼鉱という亜鉛鉱石の純度の高いもの、簡単に言うと亜鉛の 果汁100%ジュースの固体を運んでいます。そのためセメント輸送用に近い構造をしています。

 1969年から1972年にかけて38両が富士重工と日立で製造されました。一部に廃車がでていますが、 依然として活躍中です。

 そのうち新トキ25000とセットで正調編成を組ませる予定です。

 もったいぶりましたがテキ**(もごもご)。18禁の貨車、テキ1です。テキ1は初代と二代目があり、 初代は国鉄籍の貨車で、明治時代の車両です。二代目は私有貨車で、袋詰セメント専用でした。

いや〜まずいですね〜

 最初は1962年から1972年の存在、64両製造、35t積みまでしか分かりませんでした。 しかし、貨物系の掲示板で何人かの方のご協力を得て、標記等の原稿を作ることが出来ました。

 キットは2000年3月の宮沢模型商売繁盛セールでスタジオフィールさんに発注を出すと頂けた 「国鉄テキ1」というキットを組んだものです。また、RMMでも読者プレゼントになっていました。 台車はKATOのTR41(セキ3000用)です。中心ピンを少し削っておくと楽に取り付けることができます。

 さて、テキ1ですが、磐城セメントという会社の所有するテキ20の情報を頂きました、これは1965 年頃の資料によるものです。また、1972年に除籍された際には全車住友セメント所有とのことでした。 これは国鉄公報によるものです。また、常備駅の美濃本巣駅はタキ1900(住友セメント)の常備駅として そこそこ有名です。このことから磐城セメントが住友セメントに吸収されたものと考え、図柄の分からない 磐城セメントではなく、住友セメントの貨車として製作しました。また、自重も16tと教えていただきました。

 しかし、会社名が変わっても標記がすぐに変わらないのが私有貨車ですし、住友セメント時代のマークがあったかは 定かではありません。10年での廃車も疑問です。テキ200の製造により荷役しにくいテキ1が廃車になったのでは とのご意見も頂きました。テキ200は秩父セメントの私有車が有名です。住友セメントのテキ200の写真というのは 見たことがありませんが、おそらくタキ1900によるバラ積みでの出荷を主体にするようになり、袋詰セメント専用の テキ1を廃車にしたのではないでしょうか。もちろんこの2枚扉で夏の暑い日に荷役するのが嫌になったとも思いますが (私ならやりたくないですね)。

 私有貨車は運用が無くなるとぷいっと除籍されます。(クキ1000のように)そんなことでテキ1は早期引退したのでは ないかとの結論に達しました。

尚、テキ200・テキ1ともども運用区間の限定が行われていたとのことで、おそらく区間を限定する標記も入っていたと 思われますが、こちらは資料不足で省略してしまいました。

 最後に、お忙しい中、貴重な情報をお寄せいただいた関本様、高橋様、ブルーフラッグ様、じじ様、本当に ありがとうございました。私だけでは社紋を入れることや常備駅を入れることはとても出来なかったと思います。

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