国府津電車区113系のうち、1500代Tc'の含まれているS97編成を作ってみました。 実車は大船電車区から国府津へ転入した車輌ですが、その後幕張へ転出することなく現在へと至っています。 また、Tcも前面補強無しの1000代で、こちらはGMキット切り継ぎを行いました。
Tc'のベースはTOMIX113系1500代です。実車は前照灯、タイホンの位置が2000代と比べて高いのが特徴ですが、 模型ではATC機器室付近が再現されているに留まっています。そこで、前照灯の位置を移動させました。 それぞれ銀河のパーツを用いました。タイホンは根元に前照灯パーツのレンズ以外を使用し、レンズ部に タイホンのエッチングパーツを貼り付けました。本来は球形になりますが、今回は妥協しました。
1500代のタイホンと前照灯の位置は最終型ということで視認性向上などを図るために位置を上げたのかと 思っていましたが、どうやらATCを積んでいるため助士側背面に通常ならある機器を助士側前面に移したことから 通常の位置では収まりきらず、結果的に前照灯などを移動する事でその設置スペースを稼いでいるんですね。 2000代ではB1が運転室に移動していますが、1500代では従来どおり床下なのも本来は移動したかったけれどもスペースが無かったということでしょうか。 それだけ苦労して搭載したATCも今では撤去されていてちょっと空しいですねぇ。
また、1604は列車無線アンテナがオフセットされているので取り付け穴を塞ぎ、GM113系キット付属の1本足 タイプを取り付けます。床下はATS-P機器箱でも再現しようかなと思ったのですが、製品のままです。 バッテリーはATC搭載だったからか2000代よりも大きいものになっています(模型派そのままです)。
クーラーは2002年の段階でAU75Eを搭載していたので、TOMIXのAU75Gを使用しています。
2000代との前照灯高さ違いですが、思ったより目立たちません。カートレインワキ10000に続く報われない改造です。 まぁ自己満足ということで。ちなみに1側の車体にJRマークを貼っていた時に、窓を一つ分間違えて貼ってしまい、剥がすのにセロテープを 用いたところ・・・実車のように剥がれてしまいました。小さかったのでタッチアップをしましたが、付属編成 ということで実物に近いリアルな仕上がりになってしまいました。
ドノーマルの2000台と共に。