1988年オリエント急行が日本に来ました。その際、オリエント急行はヨーロッパの規格で作られているので 線路幅の違いから台車は廃車発生品のTR47に交換されましたが、連結器は強度や車輌の所有者であるワゴン リ社との取り決め等から改造することは出来ず、日本の機関車と連結するために間に挟む専用の控車が用意され ました。それがこのオニ23とマニ50です。
オニ23は20系のナハネフ23から改造され、車内にはハイビジョンが設置されました。また、マニ50と 共にオリエント急行にマッチするようなカラーリングに変更されました。当時20系は3本の白帯が2本に減ら され、定期の特急運用からは降りていましたし、マニ50は小荷物輸送の終了で主役の座を降りていました。そん な両車両ですが、立派にオリエント急行のエスコート役を務めました。
模型では丁度再生産されたTOMIXのマニ50、KATOナハネフ23旧製品を使用しました。いずれも塗装 変更のみです。ナハネフ23は以前持っていたのですが既に他鉄道へ旅立った後で、オークション等で入札しても 負けばかりで困っていたのですが、バイト先の常連さんで親友の山田さんに20系セットごと譲っていただき 無事種車を確保しました。
マニ50の帯は太すぎて事業用車っぽく、オニ23の帯は実際は糸のような細さです。ICテープを使用した方が 良かったのかも知れませんが、今回は妥協しました。それでも横に5本並ぶ帯の塗り分けは貨車鉄には辛かったです。
レタリング等はMD−5000プリンタで製作しました。それよりも中間の肝心のオリエント急行はあるのかとい うと・・・バイト先にそこそこあるのでそのうち買います。しかし、ノスタルジー云々とロゴにありますが、既に 12年前の話であり、当時私は小学校の4年生、来日自体ノスタルジーって感じです。
編成表やロゴのカラーリングなど細部の資料提供は先輩の光部さんからして頂きました。ありがとうございます。