ハセガワ 1/72 1995年製作

 アメリカの主力戦闘機F−15を基に対地攻撃を護衛無しに行うことが出来、しかも対空戦闘にも 用いることができるようにマルチロールファイターとして開発されました。通常航空機の世界で二兎を 追うと失敗することが多かったのですが、この機体は大成功しました。外観はF−15ですが、チタニ ウム合金を多く用いていること、コクピットにモニターを多用していることが異なります。また、機体 側面に取り付けられているコンフォーマル燃料タンクもこの機体では標準装備となっています。

 試作機はパリ航空ショーに出展されたもので、当時のNATO迷彩ヨーロピアンワンに塗装され、 クラスター爆弾を満載にしてその搭載能力をアピールしました。量産機は通常のグレー塗装となり迫力 の点では劣ります。また、レーザー標的ポッド等は試作機には搭載されていません。

 模型はハセガワで以前から模型化されているもので、凸モールドですが、出来が良いのであえてスジ 彫りは行いませんでした。塗装と搭載武装が見せ場です。

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