タイ旅行記 まとめ
2001/03/27〜31

食べ物篇

タイのジュースはベットベトに甘い。着色料もスーパーで平気で売っていた。鮮やかな色のジュースが多い。

因みにコーヒーも甘い。コンデンス・ミルクを飽和状態で溶かして、その上にスプーン5杯以上の砂糖を入れてるのか?と思う位に、甘い。

ついでに書くと、なんと、マヨネーズも甘い。

レストランのタイ料理は、殆どが辛く無い。バンコクが都会だったからかも?東北部の農村だと、とてつもなく辛いらしい。

マック、ダンキンドーナツ、ケンタッキー、サーティーワン、・・・・。どこの国でも都心のファースト・フードは同じだった。値段は安いけど、味は同じ!(いちお、食べてるワタシ。)但しポテトには辛いソースが添付される。

恐くて手が出せなかったんだけど、ピンク色のタマゴがスーパーに売っていた。何の為の着色なんだろう?

注文した飲み物には氷が入ってくる。ザクザクと。例えば、アイスコーヒー。コップいっぱいに、砕いた氷をぎゅうぎゅうに押し詰めて、その上から甘〜い甘〜い、コーヒーのシロップ状態の液体が注がれ、ストローが突き刺されて出てくる。氷が溶けない内は、甘すぎて飲める状態では無いのだ。氷をかみ砕いている音が、あちこちから聞こえて来るのも不思議。

当然、ビールにもドボドボッと氷が入れられてしまう。ビールの氷はキューブ状態の氷だけどネ。氷を入れる前のシンガ・ビールは、コクがあって美味しい♪

生活篇

学校帰りと思われる、制服姿の中学生の女の子達とカタコトの英語で話しながら歩いた時間は楽しかった。学校の事、ボーイフレンドの事、イロイロ話した中で、制服を着ている事に誇りを持ってるんだな〜、って感じだ。制服を着てる事は、オトナだろうがコドモだろうが、ちょっと自慢な感じらしい。

ついでに書くと、制服のシャツをパンツやスカートの外に出していると、不良らしい。彼女たちは、ちょっとブラウスの裾をゆったりめにしてスカートに入れていた。スカートは長めで、短いスカートの子はいないし、茶髪もいない。肌が白い方が美しいとされている国なので、当然、ガングロもいない。

タイ人と話をしていると、自分の家の部屋の数や広さよりも先に、「冷房が全部屋にある」と自慢する。

若い女の子は、日本の男性と結婚する事に憧れている子がたくさんいるらしい。「日本の男性は、ハンサムだし、お金持ち」なんだって。反町さん♪って感じだった。

タイ人は汗くさい服をとても嫌うし、そんな服を着ている人達は貧乏なんだと判断するらしい。シャワーも1日に2回程浴びるらしくて、みんなとっても清潔なのだ。

タイには黒い服を着ている人が異常に少ない。黒い服は喪服だから、って理由らしいんだけど、それなら日本でも黒い服は喪服だよね・・・。信仰が強い国だからなのかなぁ???

下着売場に行ってびっくりしたのは、ブラジャーにポケットが付いてるのがたくさんあった事。意味はよく分からなかったけど、そういう習慣があるのかな?・・・一体何を入れるポケットなんだろう??色はカラフルな物が多かった。

乗り物篇

とにかく渋滞がヒドイ。それをアタマに入れていないと、この先の文章は理解出来ないかも。

110cc程度のバイクが日本の自転車と同じ感じで走っている。4人乗りまでは見た。歩道だろうが車道だろうが、全然平気なのだ。

そのバイクの後ろに乗って通勤しているミニスカートのOLを、たくさん見かけた。乗り方は横座り。バイク・タクシーだ。普通のバイクとバイク・タクシーの見分け方は簡単。タクシーの方は、運転している人が必ず同じベストを着ている。クルマだと2時間かかる道だけど、これに乗ると2〜30分で着くらしい。

観光客用、もしくは荷物がたくさんある人用には、3輪バイクタクシーの、「トゥクトゥク」がある。料金は交渉制で、タイ語が話せる人は安く交渉できそうだ。車幅が狭いので、平気ですり抜けをやってくれて、頼もしいし、見かけもカワイイ!ワタシはとっても気に入ってしまった。

バスは空港からのバスに1度乗ったキリだったけど、エアコン無しバスとエアコン付きバスと、キッチリと値段も路線も分かれているらしい。エアコン無しバスはどこまで行っても3.5バーツ(15円位)。エアコン付きバスは距離によって値段が違い、最高18バーツ(60円位)。でも、いずれのバスも、タイ語が分からないと乗るのは不安たっぷりなのだ。

BTS(スカイトレインと言われている、モノレール)が1999年の年末に出来たらしく、これが今回のワタシの主な交通手段になった。値段は一番遠い所でも40バーツ(150円位)。羽田から浜松町に乗ることを考えれば破格だ。それでもタイ人にとっては高い乗り物なので、あんまり混んで無いし、快適なのだ。

タクシーの運転手は、一生懸命に選んで乗った。英語が全く通じない運転手だと、何を言っても無駄なんだもん。目的地に着かない事が一番困るし、メーターはどんどん上がるし・・・。道を全然知らなくてもタクシーの運転手にはなれるのか、全部で6回乗ったタクシーの運転手の内、運転手が他の人に道を訊ねずにストレートで目的地に着いたのはホンの数百メートル先まで乗った時と、ワット・ポー(超・有名観光地!)に行った時の2回だけだった。東京で言うなら、「この道を2つ先の信号まで行って下さい」ってのと、「皇居まで行って下さい」って感じかしら。その他は例えば「表参道まで」って言ったとしても、運転手は道が分からないのだ。でも、値段は良心的。だって、メーター通りだから。

水上交通:チャオプラヤー・エクスプレス・ボートなる乗り物は、隅田川の水上バスを思い出させる。のんびりした南国観光客になりきれる、たそがれタイムだった。この船を普段の交通手段にしているタイ人もたくさんいるらしく、買い物袋をたくさん下げたおばさんがとても陽気に話してくれた。タイ語と日本語だったけど、気持は通じた気がする。

エンターテインメント?篇

新宿2丁目以上の盛り上がり。ゴーゴーバーで踊る若くてキレイな「男の子」達のブリーフ姿を目撃してしまった。日本人はカモられると思うけど、どうやらそんなに高くは無いらしい。

カラオケ屋が立ち並ぶ界隈には、それぞれの店の前でスリムでカワイイ女の子達が10人ずつ位並んでる。「ワタシと一緒にカラオケしましょ♪」っていう事らしい。お客さんは女の子を店の前で選べるのだ。

一見、まるで普通の定食屋で、外からも店内が見えていて、タイ人が普通に食事をしている店があちこちにある。でも、奧から大音量のカラオケが聞こえている。ワタシだったらイライラするだろうな・・・。だって素人だよ?歌ってんの。

デパートに入ると店内放送で音楽が流れているんだけど、タイ語の音楽は1回も聞かなかった。洋楽か、日本の音楽だ。(スピードとか・・。)

日本の音楽で何か知ってる?ってタイ人に聞くと、殆どの人が谷村新司の「昴」を歌う。若い子はスピードとか浜崎あゆを知ってるんだけど・・・。

タイには「オフ」と「フル」の感覚しか無いのか??街を流れる音楽の大きいコトと言ったら!!そう言えば、タクシーのラジオのボリュームも大きいし、冷房もキンキンだ。

その他

金ぴかがとにかく好きなのか?金に対する信頼はものすごい。金のネックレスを2本してる男性とか、全然珍しくないのだ。

服を見てて、その何とも言えない派手なセンス。シックな物は意味がないのか、シンプルなTシャツを見つける事は非常に困難だった。

夜、タクシーに乗ってて前方を見ていたら、急に何やら黒っぽくてデカイ物体が目の前に現れた。よく見ると街の中を普通に像が歩いている姿だった。



タイ旅行記 1日目
2001/03/27(火)

タイ航空の機内食で早速、この旅の1食目のタイカレーを食べた。(タイ米の巻き寿司は不味くて残した)機内で父に絵はがきを書き、スチュワーデスに渡したんだけど、果たして届くのかな??
バンコク国際空港に着いて1万円だけ両替をした後は、摂氏32度の世界。友人のミッキーの携帯に電話をする予定だったんだけど、両替したコインが公衆電話から戻って来てしまう。一体電話はどのコインで掛ければ良いのだ??
KFCでペプシを買ってお釣りを受け取り、「電話はどのコインで掛ければ良いの?」って(英語で)訊ね、やっとミッキーと連絡をとる事が出来た。待ち合わせ場所までは空港バス(100バーツ)で向かう事に。バスターミナルのお兄ちゃんに行き先を地図で伝え、バスの運転手にも地図で伝え、私が降りるバス停に着いたら教えてもらう約束をして、初めての街、バンコクをバスの窓から見学だ。
100cc位の大きさのバイクがやたら目に付く。タンデムしてる人はヘルメットを被っていない。トラックの荷台には3〜4人寝そべってたりする。どういう交通法規なんだ???新しそうなクルマは殆ど無くて、昔のトヨタ、三菱が大半を占めている。高速を降りたらいきなり渋滞の道へ入る。夕方とはいえ、相当な混み具合だ。屋台がやたら目に付く。途中で運転手が紙に「24」と書いて私に見せた。意味がわからなかった。
目的のバス停で降りる時に、運転手が指差した建物に向かう。とてもキレイなショッピング・デパートに入るとミッキーが待っていた。
夕食はシーフード・レストラン「ソン・ブーン」で。ディスプレイしてある食材を自分で選び、その場で調理してもらうというシステムなのだ。ここで食べたカニのカレーは絶品だった!!トムヤム・クンもとても美味しく、東京だったら一人当たり2万円相当か?と思わせる内容の食事が1000バーツ以内。一人3千円相当でお腹一杯になった。

タイ旅行記 2日目
2001/03/28(水)

ミッキーは仕事だったので、私は一人で観光地巡りをする事に。まずはワット・ポー。(ワット=寺院)タイらしい眺めとは、こういう寺院の眺めだったんだな〜。都心はどこも同じなのかも。金色の、体長50メートル位ありそうな大仏が、寝そべっていらっしゃいました。何やら色っぽい流し目な感じの視線だし、髪型はパンチパーマでございました。足の裏にはビッシリと絵が描かれ、扁平足でいらっしゃいました。
こういう観光地には日本人もたくさんいて、少し安心。奈良から来た大学生としばらく話をしたあと、意を決して(34度の炎天下を歩く為、決意が必要)ワット・プラケオへ。20万平米もある敷地内には、王宮もある。今は迎賓館として利用されているらしい。門番の人達は、ピチピチジャケットを着て微動たりともせずに守っていらっしゃいました。
寺院見物に飽きた私は、タクシーに乗って水上マーケットへ。「市場なので当然朝しか活気が無い」って事は承知の上で船に乗ったんだけど、逆に人々の普段の生活に触れた気がした。売り子の手伝いをしている子供達と竹笛を合奏したりした。ドレミファソラシド♪って言葉は万国共通なのだ!彼女たちに笛の吹き方をレッスンしてしまった。
「水上マーケットからそう遠くない所に、カンカウって所があるから行きなさい」ってマーケットのおばさんがしきりに言うモンだから、行ってみた。ムクドリ?(よくわからない)の大群が山から何万羽も連なってどんどんどんどん飛んでいた。
笛を30バーツで買った以外は特に何も買って無い1日。相当歩いて相当疲れた。

タイ旅行記 3日目
2001/03/29(木)

アユタヤーは、バンコクから北へ80kmほど行った所にある、世界遺跡に指定された都市。ビルマとの戦いで、仏像がたくさん壊されている。顔が無い仏像とか、土台しか残ってないお寺とか・・・。「ビルマの竪琴」に出てきた涅槃像はこのアユタヤーの寝釈迦だと思う。(復元らしいけど・・)黄色の布をお召しになっていらっしゃるので、その姿は想像するしか無いんだけど・・・・見て回るのがイヤになる程暑い。
アユタヤーからの帰りは、チャオプラヤ川の水上バスに乗ってバンコクまで。正規の値段は分からずじまい。だって私、15バーツ(50円位)しか払ってないんだけど、言葉が通じる人がいないんだもん。そのまま川からの景色を眺めながらゆったりと80km南下。ホッとするひととき。乗り過ごしちゃったりして、大慌てで反対の船に乗り換えたりしたけど、15バーツのまんまなんだよね〜・・・。何故だ??
船から降りてタクシーに乗って、戦勝記念塔まで行き、屋台をぐるぐる見物。ケンタッキーで買った7バーツのソフトクリームを食べながらウロウロ。屋台に売ってる商品はアヤシイ物が多くて見てると楽しい。
モノレールに乗ってプロンポンまで帰り、エンボリアム(高級デパート)でタンクトップやTシャツを購入。午後10時まで両替所が開いてるのにはびっくり。2万円をバーツに両替した。

タイ旅行記 4日目
2001/03/30(金)

1日中ショッピングをするぞ!って決めて、サヤームの街へモノレールで向かう。外国人旅行者もたくさんのショッピング街なのだ。4日目にして早くもバーツ感覚になってしまってる自分に気付く。円で換算しながら買い物をすると、全ての物が安い感覚になってしまうので、ま、良いことなのかも知れないな。
大好きなアイスが安いのは嬉しい限り。サーティーワンもハーゲンダッツも安いのだ。ショッピングセンターの中にあるタワレコに入り、視聴コーナーでタイポップを視聴。「BUDOKAN」「チャイナドールズ」って名前のアイドル・グループや、その他流行ってるCDを次々に視聴。(タイでは、いまだにカセットテープで売られている物もかなり多い。)結局買ったのは、ブラーとかエアロスミスとかの洋楽と、(だって安いんだもん・・・)タイの民族音楽のCD。タワレコを出ると、もう4時間も経っていた。
CDが重くて歩き回るのに疲れた私は、1度ミッキーの家に帰り、改めて出直す事に。ミッキーと一緒に食べに行った夕食メニューは「タイスキ」なのだ!!これがまた美味しくって!やみつきになりそうだった。
夕食後は2人でおみやげを買いにウロウロ。ず〜っとそれまで1人で回っていたので、2人で歩くだけで安心してしまう。やっぱ、女の子の一人旅はかなり狙われるんだな、って思った。一人の時と、全然空気が違うんだもん。一緒にトゥクトゥク(三輪バイクタクシー)に乗ってプロンポンへ帰った。これがまた最高!たいしてスピードは出て無いんだけど、後部座席とはいえ、バイクに乗ったのが久しぶりだったせいか、良い気分!帰り際、近所のスーパーで、タイ・カレー用の食材をしこたま購入した。

タイ旅行記 5日目
2001/03/31(土)

色んな事があったタイ旅行もこれで終わり。日本への帰りは、ミッキーと一緒の飛行機だから、安心なのだ。ミッキーの同僚に、飛行場までクルマで送ってもらって、バンコクをあとにしました。
免税店でおみやげを少し買って、バーツを円に両替し、駆け足状態で飛行機に乗り込みました。両替終わった時に時計を見ると、飛行機が出る時間まで10分ちょっとしか無かったのだ。
機内でワインやビールをやたら飲んだ私は、乗ってる間中、顔を真っ赤にしておりました。だってだってタイのビールって美味しいんだもん。重くて持って帰らなかったんだけど、ちょっと後悔。機内食はデザート以外はOK。あの味を出す神経を疑うぞ?って感じの酸っぱいムースでした。(;^_^)
成田に着く30分位前に、機内放送で「成田空港の気温は1度です」と言ったのを聞いて、私は(10度の間違いなんだな)と、勝手に思って、そっちを信じ込んでいた。(どうやら少し、タイが移っていた)
成田空港に着いて、携帯の電源をON。メールチェックすると、「今日は雪ですよ〜!」っていうメールが入っていた。いや〜、血の気が引くというか、身も心も引き締まるというか・・・・。34度の世界から1度の世界に、5時間程度で移動してきてしまった・・・。と、とにかく寒い。荷物の中の服を空港の中で引っぱり出してそそくさと着込み、京成線に乗り込みました。上野まで迎えに来てくれるという友人の申し出を、素直に、有り難〜〜〜〜く、受け取りました。だってだって、寒いんだモン!!!帰ったらチェックしたいって思っていた千鳥が淵の桜も、そのままクルマに乗って観に行けたし。
いや〜・・・、日本は平和だな〜〜。





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