夢を追って(2)


 一路の夢一途へ戻る
 


          パソコン不調のため、12月の俳句道場へは投句できず。
          兼題句会には、参加をしたいと思っています。
          「しりとり」にも行って書き込みをしたのですが、「送信不能」
          でした。そのうちなんとかなるでしょう?
  


             冬季(初冬)兼題句会に投句!

           帰路さんのお世話で28名の方が参加しました。
           兼題は【初冬】【木の葉】【冬日和】です。今回は
           帰路さんが全句についての鑑賞を一行で行うと
           いう試みをされ、その的確さに賛辞が続きました。
           一路の句は、三句目に人賞をいただきました。

              初冬や妻の手をとり石の段

           <一行評> お互いの手のぬくもりが、この時期
           ことさらしみじみと…。

              とりどりの木の葉拾ひてひとりごつ

           色も形もそれぞれの木の葉。それぞれに寄せる
           一路さんの想い。

               冬晴れや菩提寺の香纏ひけり

           お参りしての帰り。羽織ったものの内から、ふと、
           お香の匂いが‥。

            立冬道場(十一月俳句道場)に投句!

           晴さんのお世話で、39名・116句という盛会でした。
           和の入院・手術〜退院、そして一路の風邪引きなどで
           俳句どころでは?(趣味の範囲を出ない証左ですネ)
           今月は見送りだ!と言う一路に、和が出してみたらと
           云う。風邪引きの句でもいいか?やっぱりダメでした。

             風邪の床とろりとろとろ暮早し

           尚さんに、季語が二つあると指摘され、歳時記を見て
           納得。(風邪と暮早し)知らないではすみませぬぞ。
           この句をむ三四が選句して下され貴重な一点でした。

             咳止まずうがいコップの揺れはげし

           無点句です。読者には関係ない!ダメ句の見本ですネ。

             みずっぱなマスクとる手のせわしなく

           無点句です。こんな句は誰も面白くもなんともないです。
           小春さんではないが、参加することに意義あり?かな?
 

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             すこ〜しばかり、明るさが・・・

            泣きっ面に蜂とは、よく言ったものです。
            何もかも、うまくいかない時ってあるものですね。
            しかし、捨てる神あれば拾う神ありとも言います。
            これが人生、善くも悪くも生きてる限り・・です。
            ようやく床を離れ、また、しりとりに行こうかな?

             淋しいときは寂しい歌も・・・

           とてつもなく淋しいときがあるものですね。
           それが人間の真っ正直な気持ちだと思います。
           甘えても、溺れてもいけないと分りながらも
           どうしようもないこの心情。正直にうたって
           みました。 

           夢一途いま酒一途かと問うわれにうなづき星の寒さ身に入む

       人の世はかにかくありと知りながらこころ侘しく酒の旅行く

     憂きことの積もれば酒に逃れゆくわが性(さが)悲し生ける屍

 何もかも虚しくなりて今宵また 酒酒酒と溺れゆく我

 

          秋季(晩秋)兼題句会に投句!

          今回は伸茶さんが初めての道場主となっての句会でした。
          兼題は、【身に入む】【夜食】【檸檬】【職業入句】で
          各一句の計四句を投句しました。

            遠吠えの今宵身に入む独り酒

          伸茶さんの選句の基準は、「なるほど〜」と感銘を受ける句と
          「それがど〜したんだ〜」と思って心に残らない句の二種類に
          分類したそうです。一路の句はいずれも後者になりました。
          この句は、和が入院中の独り酒を詠みました。また28日から
          入院です。今度は一月ほどになるかも。また身に沁みる独り酒
          になります。「定番で新鮮さがない」と切り捨てられました。

            動員時夜食作りし友は逝き

          夜食と云えば、思い出すのが学徒動員時のことです。夜勤もよく
          しました。よく夜食作りをしてくれたA君もいまは亡き人に。
          「その人を知らないので、感慨も伝わらない」とバッサリ。

            小振りなるレモンなれども友の汗

          先日、自家菜園で採れたレモンをFさんから戴きました。
          小振りでしたが、汗水流して作ったご苦労を思い感謝感激!
          「友が大汗をかいている、レモンは小振りだけどあげた」と
            解釈され、「大汗に小振りなれどもレモンかな」になるのではと。

            飛び乗りし浮標の彼方に秋日落つ

          投句した後、この浮標についての質問があり答えたのですが・・
          ブイと読んでもらえずでした。「浮標は、ふひょうと読み、ブイの
          事」と説明されています。「また、この句だけでは職業が不明」と。
          質問に「港湾局に転勤した夕方」と答えていたのですが・・・。

           ななかまど道場(十月俳句道場)に投句!

          トリスさんのお世話で、33名98句が寄せられています。
          一路も次の三句を投句しましたが、選句の結果は、一句目が
          一点、二句目は零点、三句目が一点でした。
          青夢さん、曳月さんに選句戴きました、選評には鈍石さんが
          取りあげて下さり嬉しかったです。

           古壁に装ほいこらす蔦かずら

          今年は、蔦かずらが家の壁や、門扉の横壁などで、幾筋も
           立ち上がり伸び伸びをしています。まるで芸術作品を見ている
            ように素晴らしいし、楽しいです。

           待つほどに咲き初む野菊藍淡く

          今年の野菊は遅咲きでした。なかなか咲いてくれません。
          ぽつりぽつりと咲きはじめたのですが、元気がありません。
          この句を作ったときはそんな野菊でしたが、今はいつもの
            年のように、可愛い藍色の花びらで黄色いお顔を包んでます。

           白粉花に囲まれ十歩家に入る

          俳句の季語では、白粉花と書いて、おしろいと詠みます。
          白粉花は寿命が長いですね。夏から咲いて今でも少しの衰えも
          見せず、咲き誇っています。門扉から置石づたいに玄関に進む
          間、腰の高さほどの白粉花(ピンク・白・黄色)が両手に触れ
          出迎えてくれます。楽しいひとときです。


          赤蜻蛉道場(九月俳句道場)に投句!

          む三四さんの代理当番でしたが、39名116句の投句でした。
          一路も次の三句を投句しました。一句目が一点、二句目は零点、
          三句目が二点でした。精進精進!

           そこかしこ踏むではないぞ草の花

          家の庭は、花いっぱいと言いたいところですが、草花たちが大手を
          振っています。ちっちゃい可愛い花、さまざまな色の花を咲かせて
          くれます。うっかり踏んだりしたら、たいへんです!

           天高しなお高き夢いまも追ひ

          む三四さんの鑑賞は「秋らしくすかっとした気持ちのよい句ですね。
          季語の「天高し」が活きて作者の前向きの姿勢が好ましい印象を与
          えます。好い句だけに、かな遣い表現に注意したいですね。中七の
         「なお」は「なほ」として、下五の「追ひ」と歴史的かな遣いに統一
          しましょう。」でした。有難い指摘、勉強になりました。

           聞きたいなおんぶばったの子守唄

          庭のあちこちに、小さいばったがいます。なかにおんぶをしたばったも
          います。かわいいですよ。どんな子守唄を歌って寝かせてるのでしょう。 


          秋季(仲秋)兼題句会に投句!

          9月20日締め切りで、27日入賞発表でした。
          兼題は、【秋の声】【桐一葉】【残る虫】から一句と、選択で
          【渡り鳥】【秋の雨】から一句の、計四句でした。
          一路は、次の句を投句しました。

           空耳か秋の声かと振り返り

          「風の音にぞ秋は来にけり」から連想した句です。「振り返り」が
          ちょっとそぐわないですね。とってつけたようで・・・。

           桐一葉落ちずにしかと朝の中

          勤め先の駐車場の隅っこに大きい桐の木が一本ありました。
          冬になって次々葉を落としていきます。職場のO君が言います。
          「あの葉っぱ、先輩ですよ」と。天辺に10枚程残っている中の
          一枚を指差します。それから、毎朝「まだありますね」と・・・。
          最後まで残っているのを見て、「先輩、しぶといですね!」大笑い
          でした。もう、10何年前かの話です。桐と云えば思い出されます。

           鳴くほどに宵闇深くすがれ虫

          宵闇が迫るほどに、鳴く虫の哀れさを思いました。いまのいまを、
          精一杯生きている!まだ生きているぞ!生きている限り鳴いている
          残された虫、すがれ虫とわが身を重ねてみました。

           秋の雨ひとっ走りの靴を脱ぐ

          突然降りだした雨に傘がなく、慌てて駆け出しわが家へ。この句は、
          単純明快で好きでした。

          

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          立秋道場(八月俳句道場)の結果は・・

          泰老さんのお世話で、34名の方から107句の盛会でした。
          最高の10点句は「終の家を異郷に定め梅を干す」です。
          一路は、一句目が2点、二句目が3点、三句目が2点でした。
          無点句がなくて、ほっとしました。ではまだ、ダメだね!

           昼の膳庭から一つ花茗荷

          庭で採れたての花茗荷を、そうめんのおつゆに入れて食べました。
          美味しかったですよ!ふと句にならないかなと、思いました。

           千切れてはまたも寄り添う秋の雲

          投句締め切り間際、書斎の天窓から見える雲の百面相。これだ!と
          ひねったのが、この句です。ちょっと甘かったかな?

           小坊主の所作いじらしく施餓鬼の会(え)

          八月一日、菩提寺で施餓鬼供養があり、和と二人でお参りしました。
          供養の輪の中に5〜6歳の小坊主さんがおり、微笑ましくなった思いを
          句にしました。

          八月の兼題句会に投句

          兼題は、【文月】【西瓜】【墓参】【鈴虫】でした。
          各一句の投句です。句会のお世話兼選者は鈍石さんです。
          一路は、例によって締め切り日直前の投句になりました。

          文月や朝餉の席にそよの風

          かぶりつく唇元見てる西瓜かな

          また来たよ七十年の墓参り

          鈴虫や琴弾く宴遠き日に

          最初の【文月】の句が「人賞」に選ばれ、望外の喜びでした。
          【西瓜】は、そのものずばり西瓜の目になって、でもムリでした。
          【墓参】は、今年で父が七十年忌なので、どうしても・・でした。
          【鈴虫】は、選者も中七の句が?と首を傾げたようです。一路は、
           鈴虫といえば源氏をの思いが強く、こんな句になったのですが。


          七月は三つの句会に投句!

          PC俳句会の例会は、兼題句会と俳句道場の二つです。
          七月は、それに加えて鎌倉ミニ道場が開門されました。
          これは、鎌倉オフ・ミ会(年に一回有志が集い親交を暖める)
          の特別句会ですが、参加出来なかった人もどうぞと言われ
          鎌倉の旅の思い出とオフ・ミに参加した気で投句しました。

          鎌倉ミニ道場の結果は・・・

          14名から42句。一路も次の三句を投句しました。

          大仏の慈悲や胡座の下涼し 

          紫陽花や笑みひとしおのオフミ会

          あなうれし鎌倉うれし梅雨晴間

          一句目が6点(6人から選句)、二句目が2点、三句目が1点
          でした。思いもかけなかった好結果にヤッター!

          百日紅道場(七月俳句道場)は・・・

                             35名から104句。これまでの最高参加者で盛会でした。                   

          夕焼けてものみな映えり路地づたい

          梅雨晴や老いはどこかへ拭き掃除

          西日うけ誇らしげなり夢タワー

              一句目が1点、ニ句目が2点、三句目は0点でした。あ〜あ・・・。

         兼題句会では??? 

          兼題は【梅雨明け】【泉】【原爆忌】【毛虫】です。
          一路の句は下記のとおりです。

           梅雨明けやほっと一息笑みの渦

         泉涸れ潤ひ消えし山路かな

                      無にはせぬいのち拾ひし長崎忌           

          箸挟み毛虫くの字に二度三度

              お当番の選者は帰路さんです。ホットな人柄が選評の
          随所に見られ、楽しく鑑賞しました。
              長崎忌の句が、「人賞」に推奨されました。        

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          兼題句会(仲夏の部)でまた三賞に!

          高野山〜光明寺の二泊三日の旅から帰り、最初に
          見たのがこの兼題句会の発表でした。
          なんと三句も三賞に選ばれている!腰が抜けた!と
          お礼の言葉を書き留めました。先月、一句がはじめて
          三賞に選ばれ、天にも昇る喜びに包まれたのに・・・。

          兼題は、【六月】【出水】【時の記念日】【蚊】で、それぞれ
          一句の出句です。
          一路は、【出水】で地賞、【時の記念日】で人賞、【蚊】で
          人賞を頂戴しました。うれしい!
          む三四さんの選評のサワリを記します。

              六月と聞けば忌日の多かりし

           数ではなく、なんとなく納得できるアナログ感覚を大事に
           したいですね。その意味で六月らしさの納得句ですね。

         水害の嘆きの数や砂防提

           つまりは後追いで、被害住民の嘆きの数ほど砂防提が
    あると皮肉ったのだ。面白い発想ですね。

           時の日を暫くは刻休まずや

           せめて時の記念日くらい暫く休憩したらどうなんだい?!
           と、アイロニーたっぷりに呼びかけた。愉快ですね!

                美味なるや薮蚊狙うは妻ばかり 

           ほんとうに良く知っていますね。獰猛な薮蚊だけでなく、
           赤家蚊などもみんな同じ傾向ですよ。もっとも、薮蚊は
           強烈。


        

           紫陽花道場(六月俳句道場)の結果は?

          先月は、三句のうち一句だけ一点でした。今回もダメ。
          二点句が一つ、一点句が一つ、無点句が一つ。
          四点以上の高点句は、やはりマダマダだ!

             あじさいの山動かせリ梅雨しとど

          一点頂戴しましたが、投句のあと季語が重なっている
          ことに気がつきました。(あじさいと梅雨です)勉強不足!

             片蔭に一息入れつ医者通ひ

          真夏日など木陰を選っては歩きます。幾つか作句したの
          ですが、いまのところこれくらいのものでしょう。ベテランの
          お二人に選句していただき、ちょっとホッとしています。

              打水や足にもぴしゃり朝の声

          無点句です。ひとりよがりの典型句ですね。一人で喜んで
          作ったものに共感を得ることはムリというもの。でも好きです。

               

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          兼題句会(初夏の部)で三賞に!

          俳句道場では一点句がやっとひとつ。がっくりでした!
          ところが、兼題句会でなんと「地賞」をいただき!
          三賞に選ばれたのが初めてとあって、天にも昇る喜び!
          選者の曳月さんに、感謝感激申し上げました。

          五月の兼題は【金魚】【燕の子】【五月雨】から各一句、
          【蝸牛】【菖蒲】から一句の計四句の投句でした。

             紙破れ金魚めでだく回遊す

          この句で「地賞」を戴きました。選者の鑑賞文を紹介します。
          「所詮は格子なき牢獄とも申すべき水槽の中。今日は掬われ
          なかったが、いずれ・・・。ほっとして泳ぎ回る金魚が目に浮か
          びます。「めでたく回遊」がこの句に息吹きを与えています。
          Excellent!」

             おはようの声いざ知らず燕の子

          「毎朝軒下の子燕たちに「お早う!」と声をかけている優しい
          作者。いざ知らず・・・そうなんです。何言っているんだか解ら
          ないでしょうが、チイチイ叫んだら、挨拶が帰ってきたことにして
          いるんでしょう。いざ知らず=いさ知らず の使い方が絶妙です」

             五月雨工事現場の音止みぬ

          「梅雨前でも粛々と降り続く五月の雨。地盤も弛み、コンクリート
          打ちや防水工事も休止。騒音の代わりにそぼ降る雨の音で憩い
          の一日となった一句」

             花嫁を乗せて菖蒲の川下り

          「潮来花嫁さんは〜 と花村菊江さんの歌が句の中から聞えてくる
          ようです。現在でもこの句のような機会と出合うことは処によっては
          あるんでしょうね。良き時代の風物詩です。中七の途中からの「菖蒲
          の川下り」で、この句が一気に盛り上がっています」

          作者をいたわり、励ますホットな曳月さん、今後ともご指導よろしく
          お願いいたします。


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           飛魚道場(五月俳句道場)は散々でした!

          締切日に最終飛び込みした三句、推敲もせずに大慌てで、
          参加することに・・・な〜んて、甘っちょろい思惑で大失態。
          二句が無点、一句が一点でした。なめたらあかんで〜。

            祭の夜孫に癒され足軽ろし

          連休は広島の娘宅。フラワー・フエスティバルにみんなで
          出かけました。夜、くたくたの足を孫娘が踏んでくれたのが
          嬉しくて作りました。俳句になってないのでしょう。零点です。  

            揺れているバラ一輪や言葉なく

          一路の書斎から見える庭隅で、雨風に打たれながらバラが
          一輪揺れ動いていました。助けてくれ〜。なんとか俳句でと
          思ったのですが、そこはまだまだ未熟者。これも零点です。

            冷の酒カチンと合ひて友白髪

          わが家では普段、一路が焼酎、和はワインを飲んでいます。
          しかし、たまには美味しいお酒(生酒・にごり酒・地酒等)を
          買って飲みます。そんなときは、二人でぐい呑みをカチンと
          ぶっつけ、最高の笑顔を見合わせます。一点戴き!

          兼題句会(晩春)の部で、「何んで賞」

          世にも珍しい、兼題句会始まって以来の「何んで賞」という
          特別賞を貰う羽目になりました。もう一つ「繊細で賞」の方
          はワインさんで、よく分かりますが。
           その「何んで賞」の句は

              水草生ふ水の温もり胸に秘む   一路
   
          選者曰く「これは謎めいた句です。水草が出始める頃「胸に
          秘む」ほど大切な「水の温もり」とは何か。温かくなった水にも
          比すべき温かい想いなのか、大いなる自然の恵みへの感謝
          なのか、感激屋の当番も解し得ません。「酒の温もり」なら簡単
          に解せるのですが・・・。そう云った意味で脱帽です。」
 
          一路の例によっての”ひとりよがり”の句に、真面目に何だろう
          と首をひねって下さり、恐縮千万の思いです。
          これは、一路が50年程前上京する途中、高槻在住の和と逢い
          長岡天神さまの裏庭の池でボートに乗ったときのことを思い出し
          句にしたもので、余人には理解し得ないのは当然でした。反省!

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         蒲公英道場(四月俳句道場)で、ガクッ!

           四月の俳句道場に、三句投句しました。結果は見るも無残!
           一点が二句、一句は無点でした。これまでが、マグレだった?

              風に耐え弁つややかに紫木蓮

           眼科通いの途中、はっと息を止め見上げたのが、この紫木蓮。
           しばらくの間、「いいなあ」と独り言を言いながら眺めました。
           投句締切りが迫って、いま一度、紫木蓮に会いに行きました。
           この句は、とも女さんが一人選句されました。よかった! 

             たんぽぽや吹き飛ばされて空青し          

           漢字を使わず、明るく素直な句にしました。二人で散歩しながら
           タンポポを見つけると、ふーっと吹き飛ばし子供心に返ります。
           青い空が一番似合います。和は、この句いいねと言ってたので
           すが、タイガース野茂さんに選句していただきました。

           こでまりやそよ風まとい身づくろい

           この句も漢字を避け、できるだけ自然な情景を映し出したいと
           考えたのですが、ちょっと「風まとい」「身づくろい」が独善的な
           表現に陥りました。無点句で当然でしょう。
           いま、このパソコンの前の窓を開けると、小手鞠が雨風に弄られ
           可哀想です。花びらが窓ガラスに貼りついてお見合いしています。

          兼題句会(晩春)の部へ投句しました

           兼題は、【遅日】【浅蜊】【囀】【躑躅】【水草生ふ】から四句の
           投句でした。

             パソコンと老いを愉しむ夕永し

              美味しいね期せず声合う浅蜊汁

              囀りや音色夢色つややかに

              水草生ふ水の温もり胸に秘む

           4月22日24時が締切りでした。たまたま当日5時過ぎに、
           建築工事の音が止んだので、別棟に移していたパソコンを
           定位置に戻して兼題句会のページを見てびっくり。勝手に
           24日が締切日だと思い込んでいたのです。慌てて作りかけ
           の句を送りました。推敲が出来ないままなので気が重いです。


               少剣士ともに譲らず風光る
               見はるかす海峡霞の衣かな 

            4月14日〔日)、近くの手向山公園で武蔵・小次郎まつりが
            ありました(記事・写真はMEMOに)。
            PC俳句会の画像掲示板に、初めてUPしました。
            その画像に、即興で作った上の句を添えました。

            兼題句会(仲春)の部へ投句しました

           兼題は、【蝶】【霞】から各一句、【木の芽】【若草】【踏青】から
           一句、計三句の投句と提起されました。
                
              眼に泪片羽もがれし蝶動く

           昨年、庭先に黒い小さい蝶が動けないでいるのを、和が見つけ
           ました。なんと片羽が殆んどないのです。それから後、私たちは
           朝起きてすぐ様子を見、生きていると喜んでは、また昼も夕方も
           励ましていました。雨風の日は、草や土ごとベランダに運び、無
           事を祈ったものです。私たちとの交流は2週間余りも続きました。
           そんなある日、全身の力をふりしぼって、動いたのです!そして
           嬉しそうに片羽を振って見せました。必死になって生きている!
           感動の連続でした。蝶の眼にも、私たちの眼にも熱いものが溢れ
           ていました。(日記帳に毎日くわしく記しています)
           生きることの素晴らしさ、尊さを教えてくれた蝶々を句にしました。
           選者は、「大げさ」のひと言。句にするのは、もっと上達してからと
           思いました。

               朝霞山ふところに地蔵堂

           原鶴温泉の二日目は、先ず原鶴昇竜観音霊場に詣でました。山の
           中腹にある霊場は、霞にけぶってひときは荘厳さを見せていました。
           大きい耳穴に火吹き竹で息を吹きこむと、耳の病気が治るとか、また
           ボケ封じの観音さまもおはしました。

             この朝も木の芽ついばむひな一羽

           台所の窓越しに、隣の庭木が見えます。八重の白椿も見事だし、名前
           を知らない花木もあります。ある日、目の前の新芽が出かけた木の枝
           に、小さい幼鳥が一羽で来て、おいしそうについばんでいました。そして
           次の日も、また次の日も一羽で来るのです。「あっ、来てる!」これが朝
           の楽しい風物詩となりました。かわいい小鳥はいまごろ何処へ?
           選者は、「この朝も」では、昨日も、一昨日もになるから、「朝まだき」に
           添削されました。これは、一路が最初に作って、かえたものでした。  

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               木蓮道場(三月俳句道場)で、高点句!          

           俳句道場で、初めて高点句(4点以上)に選ばれ、ヤッター!と
           一人で喜んでいます。この純粋・率直さが一路の身上かも!?

                せせらぎの音色はじけてそこに春 

           この句は、原鶴温泉泰泉閣の露天風呂・渓流の湯に、ひとり身を
           沈めているときにひらめいた句です。鄙びた感じにしつらえられた
           露天の湯は、四季の花・木々に囲まれ、奥の岩石を伝って渓流が
           快い音色を奏でていました。この句を四人の方が選句、ありがとう!

                愛しまれ温もりいまも古雛(ふるひいな)

           原鶴温泉近くの吉井町で、≪おひなさまめぐり≫があっていました。
           着いたその足で、お雛さまに逢いに行きました。お雛さまめぐりには
           もってこいの天気(照りもせず、降りもせず、おだやか)でした。
           25ヵ所余りのうち半分以上を回りました。昔のお雛さまほど可愛いく
                      ぬくもりを感じました。この句に、暖かい感想を頂きました(1点)。             

                 ゆらりゆら川面に春の草遊ぶ

           おひなさまめぐりをしているとき、幅3〜4mの川の中程に、花壇があり
           びっくりしました。いかだ(?)の上に見事な色とりどりの草花たちが、
           春の陽射しを浴びご機嫌さんです。いかだは、流されないように、両岸
           から綱で引っ張っています。グッドアイデア! この句にも、嬉しい選評
           を頂きました(1点)

                  

              春季兼題句会(初春)に投句しました

           「兼題」という言葉すら知らなかった一路。少し勉強して
           歳時記片手に句会に挑戦?
           「兼題」は下萌、春寒、薄氷でした。一人三句以内です。

                 春寒やきりりと素足庭に立つ

                 春寒に万両笑みし野天風呂 

           久山温泉で、ゆったり身心のリフレッシュをしました。
                                   いい湯、いい環境で幸せを満喫、またの日が楽しみ!                      

                  眉ひらきともづれ淡し草萌ゆる

           選者に難解な句だと言われました。ともづれは友擦れ
           かとも。この「ともづれ」は共擦れで、葉のすれあうさま
           です。眉ひらきは、目覚めたさまですが、「淡し」が曖昧
           な表現だったと思います。


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              観梅道場(二月俳句道場)に投句!          

           一人が三句を投句し、締め切り後、一人が五句を選句
           します。四点句以上が高点句とされ栄誉を与えられます。
           二月は、86句のうち15句が高点句に選ばれました。
           一路は、二句が二点、一句が一点でした。

                 落椿わかれ惜しむか音ひとつ

           難聴の一路に、聞える筈もない音を持ってきたところに
           一路の心眼をかいま見て欲しい・・・。

                 見えがくれ垣根づたいに薄紅梅

           いつかどこかで、そんな嬉しい風景画を見るような場面に
           出っくわした記憶があって・・・。

               彼方むき濃き紅引くや薮椿

           この句が一点でした。下書きは「あちら向き」でつくっていた
           のを、入力の際、急に漢字にしてしまいました。これでは、
           「かなた」と読まれてしまったかも・・・。
           門を入ってすぐ低い薮椿があり、三本の薮椿の中で一番に
           花をつけました。あちら向きで、濃い紅色が印象的でした。

            

               しりとり俳句の仲間に・・・

          2月3日から、俳句会のイベント<しりとり俳句>にもぐり
          こんでいます。みなさんに、とってもあったかく迎えてもら
          えて、楽しんでしりとりしています。

          俳句の五・七・五の下の句を、上の句にもってきて作るの
          です。みなさん、もう何年ものキャリアがあって、余裕綽々
          ユニークな句から、あっというような素晴らしい句まであり
          とっても勉強になっています。 

          ときどき、「こっつん」があります。ひとつの句に二人が送句
          して、ぶっつかるのです。この場合は一秒でも早い人がとり
          後の人は参考句になります。
          一路もよくこっつんしますが、先日は一分一秒違わず、クリッ
          クの差で一路になったのがあります。
          みなさんに励まされながら、これからも楽しんでいきます!

   

         初春の大ニュース!
           = PC俳句会のトップ「写俳」に選句される =

          「今年はいいことありそうな・・」と、MEMOに書きつけたのが
          よかったのか、正月早々、いいことがつづいています。UCで
          図書が当選、また、メールアドレス入りの印判が送られてきた
          り、山ほどのミカンを頂いたり(福野さん)、安くて美味しい殻
          つき牡蠣を、何回も腹いっぱい食べたり、果物にも恵まれて!

          そして、なんとPC俳句会で素晴らしい写真(三頭の駿馬が駈け
          走っている)に、一路の俳句が似つかはしいと選ばれたのです。
          夢にも思っていなかったので、嬉しいやら、びっくりするやら(*_*)
          そこで一句。
             駆けめぐる夢新たなリ年男  一路
                                                                                                                  (1/26記)  

 

               

              新年奔馬道場に投句

              元旦や一句にこめし誓いあり

              酒旨し賀状のチビもVサイン

                            初霰(あられ)一句一献果てぬ夢           

           PC俳句会が、昨年12月20日新しく衣替え発足したことを
           全然知りませんでした。年末、たまたま覗いてみてあれれ
           という始末。ずーっとご無沙汰続きで、ちょっと途惑ってし
           まいました。下手な横好きだけの一路です。でも、勇を振る
           って、1月3日会員登録の手続きをしました。

           「挨拶を」というので、今年は2点句をめざしたいと、これも
           勇を奮って書き込みました。早速、俳句道場に投稿したのが
           上記の三句です。結果や如何と待つこと久し?
                                     

           昨20日朝、恐る恐る覗いて、ホットしました。やった!です。
           互選で一句目が2点、二句目に3点入っているのです。三句
           目は0点でした。三句目が好きでしたが、下の句が甘かった
           と反省です。これからボチボチ勉強していくつもりです。

                  

           パソコンと向き合い迎う正の月

        いま11時半です。なにやかやと忙しく、更新が

        遅くなりました。お酒はバッチリ飲んでます!

        明日またパソコンをたたきます!ではまた!

            (2001/12/31)   

                     競走馬   

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