夢を追って (3)

夢一途へ

 

                           12月俳句(年の瀬)道場へ投句!

                      初めての当番の萩さん、見事に仕切ってやんやの喝采!たいしたものだ!
                      42名から122句が寄せられ盛況でした。一路も病みあがり3句を投句…。
                      最近では珍しく、3点が1句、2点が一句でした。

                            点滴にふとまどろめり冬かもめ

                     一歩さん、のぶべいさん、トリスさんに選句いただきました。選評を次に記します。
                     「かもめは元気に自由でいいなあと思われたのか、元気付けられたのか、入院
                     生活の辛さの中にのどかさがあって、きょうかんを覚えました」(一歩さん)
                     「入院中であろうか、点滴を受けている最中にうとうとする。気がついて点滴中の
                     身であったことをあらためて思う。窓の外を眺めると川面にかもめが沢山漂い、空
                     にも何羽か舞っている。ふとベッドに点滴のチューブで繋がれたような自分と比べ
                     て好いなあと羨ましく感じるとともに、さあ元気にならなくてはと闘病の決意を新た
                     にするのだ」(む三四さん)

                            喉元に一匙の粥冬ぬくし

                     紫水さん、胞子さんから選句をいただきました。選評は次のようなものでした。
                     「死の淵を覗いた人間だけが知る生きる喜び」(紫水さん)
                     「冬ぬくしが伝わってきます」(タイガース野茂さん)
                     「喉元に白い粥が通るだけのシンプル俳句。粥の光や暖かさがイメージできる」
                     (伸茶さん)

                            息潜むベッドそれぞれ冬の夜

                     無点句です。実はこの句が気に入ってたのですがのですが、冬の夜が軽すぎた
                     ような気がしています。

                              兼題句会(仲冬)へ投句!                  

                     淳さんのお世話で83句の投句が寄せられました。一路も3句投句しました。
                     兼題は【冬至】【一茶忌】【煤払い】で各一句以内の投句でした。
                     淳さんが全句についての鑑賞をしてくださいました。とても勉強になりました。

                            瞳閉じめぐる想ひや冬至の湯

                     「冬至湯に浸かっていると、過ぎ去った事柄が走馬灯のように瞼の裏を駆けめぐって
                     ゆく。柚子の薫りに包まれ苦い想い出をさっぱり洗い落として、冬至から新たな意欲を
                     貰っていることだろう。生活の節目とし節気を役立てればメリハリが出て楽しい」(淳さん)
                     「柚子の香に浸りながら過ぎ去った日々を、そしてこれからの事をいろいろ考えています。
                     「瞼閉じ」肩まで浸かりながら。(小春さん)

                             一茶忌や孫にも負けり腕相撲

                     「痩蛙まけるな一茶是に有」(七番日記)蛙たたかい見にまkる。痩せて力も金もなかった
                     一茶を思いながら詠んだ句。可愛い孫に負ける年になってしまったが、細腕ながら孫や
                     じっちゃんは応援するぞ。頑張れ!好句だがそれだけに中七の「負けり」は二段切れで
                     惜しい。負けることに意味の重点が行ってしまうため」(淳さん)

                             腰伸ばし真似事なれど煤払い

                     「年末だって特別ではない毎日だが、連れ合いが世間並みに煤払いをしようと言うから
                     曲がった腰だが一寸掃除の真似事でもしてみよう。この程度でわが家はもう十分さ。
                     きばらず日々を過すのも一つの生き方と人生達観の域に近づいた人の句であろう。
                     淡々とした仲の気張らないおかし味」(淳さん)

                             11月俳句(麦の芽)道場へ投句!

                      ふささんのお世話で開かれ、116句が寄せられました。一路も遅ればせながら
                      投句しましたが、3句のうち1句だけ五色さんに選句していただきました。
                      今回は、時局柄?イラク派兵にこだわってしまいました。憲法9条をないがしろに
                      米国追随の政治に、つい昔来た道(軍国主義)を想起し、金縛りになりました…。

                            行く秋やイラク派兵の声消えず

                            黒い靴輝きみせて冬隣

                            冬ざれや暗い夜道に立ち惑ふ

                      高点句(10点)は道生さんで、いなか家の部屋知り尽くす隙間風 でした。
                      次点句(9点)は紫水さんで  手に湯呑つつみてしばし今朝の冬 でした。

                              兼題句会(初冬)へ投句!

                      泰老さんのお世話でした。兼題は【冬の川】【白鳥】【冬の蝿】で各1句の投句です。
                      一路は実感の湧かぬまま、感覚的に作句しましたが、見向きもされませんでした…。

                             ぽつねんと胸底深く冬の川

                             舞ひ飽かず白鳥を舞ふバレリーナ

                             心地よくそのまま寝るか冬の蝿

                             兼題句会(晩秋)へも投句!

                        尚さんのお世話で、77句が寄せられました。(うち3句は重複)
                        兼題は【紅葉】【渡り鳥】と【落・降】の一つをを入れて当季の句
                        をという趣向でした。一路の句は? ダメでした…。

                           山裾をひとりじめして柿紅葉

                        この句は、緑洗さんが鑑賞で取り上げて下さいました。
                        「今回柿紅葉の句が多くありました。柿紅葉には色づいた柿の実が
                        一緒にあるのが実景です。この句には「ひとりじめ」の中に柿の実が
                        一緒に見えるように感じました」。ありがとうございます。

                           うち揃ひ語り明かすか鳥渡る

                           降りつもる銀杏紅葉や佛願寺

                            十月俳句(啄木鳥)道場へ投句!

                        哲庵さんのお世話で、36名、105句が寄せられました。一路も
                        参加しました。選句の結果は、5点句以上が8句でした。一路の
                        選句した句が、2句入っています。一路は4点が1句、2句はゼロ
                        でした。最高点の句は、秋空へ故郷さがす象の鼻 (はいかー作)
                        です。一路も選句したものです。でも選句は難しいです…。

                            華やげる白粉花に小夜更けり

                        わが家には白・黄・ピンクの白粉花が石段から、通路の両側、庭中
                        所狭しと咲き競っています。夕方薄暗くなってから、開き始めます。
                        朝になると閉じてしまうので、小夜更ける頃の情景を詠んだのですが
                        0点でした。

                            はたはたやもの思ひげに網の戸に

                        バッタは、俳句の季語で「はたはた」とも呼ばれています。バッタでは、
                        面白くないので「はたはた」にしたのですが…。ちょうど苦吟?している
                        とき、後ろの網戸に止まっているのを見つけて詠んだのですが、0点。

                             競い咲きやがて無口に芙蓉の実

                        この句は4点で、ワインさん、いつおさん、萩さん、曵月さんから選句して
                        いただきました。ありがとうございました。曵月さんの鑑賞に学びます。
                        「擬人法の句づくりは難しい、上五の「競い咲き」と中七の中の「無口」と
                        二重の擬人法になっていて、人情噺的になってしまっているのは否めない
                        ものの、「やがて」に頗る妙味があり、この3字が、一切衆生無常無辺を
                        見事に表しており、これでこの一句をいただきました。ただ、芙蓉の実は
                        冬の季語でしょうから、ここは酔芙蓉でも差し支えないのではないでしょう
                        か」との親切な鑑賞でした。ただ、「芙蓉の実」は仲秋の季語にあります…。

                            九月俳句(鈴虫)道場へ投句…

                        帰路さんのお世話で開かれました。34名から101句の投稿でした。
                        今回は締め切り後、午前中まで受付けるとの配慮でぎりぎり最後…。
                        自信がないので今回は見送りと決めていたのに、参加しました。
                        結果は、0点=1句、1点=1句、2点=1句。選句していただいた方、
                        ふささん、吉高さん、一歩さんありがとうございました。

                           こころ侘ぶ道遥かなり虫すだく              

                        初めに「虫すだく」が気に入って、あと心象風景を詠みました。
                        難聴の私には、虫の鳴声が聞こえません。いつも和が、こおろぎが
                        鳴いているとか教えてくれますが、聞こえません。無点句でした。

                           夕日浴び戯れ尽きぬ秋の蝶

                        「夕日が出てもまだ尽きることなく戯れている蝶がちょっぴり羨ましい
                        です」と、ふささんが鑑賞して下さいました。そのとおりの情景でした。 

                            頂門の一針なりや秋の雷

                        2点句でした。一歩さん、「秋の雷は油断している生活に活を入れられる
                        様な鋭さがある気がします。この句の通りだと感じました」との感想でした。
                        私は、国会議事堂の落雷が頭にあったのですが…。鑑賞力に脱帽です。

                            兼題句会(仲秋)へ投句!  

                        9月のお世話は千種さんでした。兼題は【月】【高きに登る】【赤とんぼ】
                        【秋海棠】で三句を投句します。私は前の三兼題で投句しました。
                        このうち、【高きに登る】で思いがけなくも「地賞」をいただきました。
                        千種さんが全句にわたって丁寧な鑑賞をされており勉強になりました。
                        各句の下はその鑑賞文です。

                            朝まだき西の舞台に月淡し                    

                        「月が淡く残っている風景を「舞台」と云われているのかも分かりませんが。
                        「西の舞台」とあるのは「石の舞台」ではありませんか。自解して下さい」
                        高野山行きやホームページの変調で、何も手付かずでした。ごめんなさい。

                            夢遥か高きに登り夢惑ふ

                        「夢が遥かに高いため、もうこの辺りで良いのかと思うが、まだ惑いがある。
                        努力家でいらっしゃるのに敬服です」

                             思い出のページに躍る赤とんぼ

                         「どんな思い出でしょうか?躍る赤とんぼは、きっと少年の頃のよい時代を
                         懐古しているのでしょう」

                          羞じらひつそっと目覚めり紅芙蓉

                          蟷螂やさて何処へ行くこの朝

                          初めての作品です。やはり難しいですね。(9/5)

       

                           蟷螂や一期一会の身を焦がし  一路

                   

                             兼題句会(秋季)へ投句!

                        哲庵さんのお世話で開かれました。今回の兼題は、
                        【天の川】【木槿】【盆】【枝豆】で、この中から三句を
                        投句します。投句者は27名でした。一路は見送りを
                        決めていたのですが、最終日に酔っ払って書き込み
                        をしていました。翌日、見てびっくり!不真面目だぞ!

                           君と聴くうたごえ遥か天の川

                           この道に白木槿あり君と行く

                           枝豆にいざ乾杯の声高し

                        最後の枝豆の句が【人賞】に選ばれました。鑑賞者の
                        泰老さん、にほさんが嬉しい感想を寄せて下さいました。
                        今回の圧巻は、当番の哲庵さんが投句全句についての
                        鑑賞をされたことです。ほのぼのとした名鑑賞でした!

                            八月俳句(文月)道場へ投句!

                        今月は雀句さん(1921年生れ)のお世話で道場開門!
                        猛暑の中ご苦労さまでした。私などにはとてもとてもです。
                        この頃は感性も錆びついて句作も気乗りがしません。
                        三句のうち二句にそれぞれ一点頂きました。

                           羞らひつ今朝も目覚めり紅芙蓉

                        芙蓉の花が大好きです。毎朝飽かずにお見合いしています。
                        一日限りのいのちです。きのう咲いた芙蓉が地面に落ちて
                        哀れです。それだけに早朝の咲き染めの姿かたちは素敵!

                           燃え尽きるいのち双手に蝉しぐれ

                        何年も地中で過ごし、やっと出てきた蝉たちのあっぱれな
                        生きざま。せめてこの手で受け止めてあげたいものです。

                           純白の君はオフェリア百日草

                        車庫と石段の間に、僅かな植え込みがあります。そこには
                        紫陽花など様々な植物が、それぞれの顔を見せています。
                        わが家のさるすべりは、真っ白で触れなば散らんの風情で
                        いとおしいあまりの句作ですが、無点句でした。

                                                

                            兼題句会(晩夏)へ投句!

                        今月はむ三四さんのお世話でした。一路は一句のみ…。
                       何故か気が進まず、締切日まで放心放念の状態でした。
                       その一句も、まともに対峙したものとは云えず、投句して
                       後で後悔しました。やはり出すべきではなかった!

                       兼題は、【夕立】【土用波】【祇園会】【空蝉】で、この中から
                       三句以内の投句でした。
                       圧巻は、哲庵さんで三句の内二句が天賞、一句が地賞です。 

                          ときめきて祇園太鼓や天守閣

                       今年は小倉の祇園にも行けず、作句自体ムリでした。
                       「ときめきて…」よりも、「勇み肌…」の方がよかったかも?

                            七月俳句(桑の実)道場に投句!

                       7月の俳句道場は、小春さんのお世話でした。お疲れ様。
                       35人から104句が寄せられ、選句結果と作者名の発表が
                       ありました。現在(7/25)鑑賞と批評が行われています。
                       一路も三句投句しましたが、高点句には程遠いものでした。
                       一句だけ、五色さん、緑洗さん、緑芳さんに選句されました。

                         語らひにふと顔見せり虹の橋

                       和と話をしながらスーパーに買物に行く途中、「あっ虹が…」と
                       云って暫く眺めていた、つい最近の思い出を句にしました。
                       この句を選句された五色さんのコメント「どういう顔を見せたのか、
                       10通りくらい想像しました」。どんな顔(虹)だったかな?

                         パソコンを閉じてごろ寝か梅雨の雷

                       締切日になって、うんうん唸ってる最中に、ごろごろ雷さん。
                       烈しいのでパソコンを閉じ、電源も切ってお休みしました。

                         病葉を木陰に託す身も老ひて

                       紫陽花の病葉(わくらば)が、踏み石の辺りで蹲っていました。
                       雨上がりの朝、新聞を取りに行く足を停めて、その病葉をそっと
                       椿の根元に移しました。踏みつけられないように。この私も…。

             


                           兼題句会(仲夏)へ投句!

                       6月兼題句会は、五色さんの初お当番でした。
                       兼題は、【梅雨】【鮎】【紫陽花】【故郷】です。
                       一路は、【鮎】以外の兼題で三句投句しました。
                       みなさんの足元にも及ばないことを痛感しました!

                       たわやかな花よりぽとり梅雨しづく

                       紫陽花の粧ほひ新た雨しとど

                       潮騒のうたう故郷夕焼けて


                          六月俳句(浮巣)道場、投句ならず!                             

                       パソコンの不調が続き、10日に修理へ出すことになりました。
                       道場句の締切日が10日で、ぎりぎり間に合わせようと思った
                       のですが、無理でした。お当番のにほさんから、「待ちますよ」
                       のメールや「携帯でも」とまで言って頂きましたが、万事休す。
                       ノートPCにインターネットとメールの設定をしたのが11日夕方、
                       選句には参加できました。いろいろご迷惑をおかけしました。
                        高得点句は

                           長老の指よく跳ねる祭笛        雀句さん

                           万葉の恋の歌碑よむ白日傘      いつおさん

                           産土の沢音たばね蕗届く        泰老さん

                           純白の紫陽花もあり嫁ぎ行く      哲庵さん

                       7月の締切日が迫っていますが、まだ手付かずの状態です。
                       なんとか間に合わせたいのですが…。


                         兼題句会(初夏)へ投句!

                      五月兼題句会は、燎岳さんのお世話で開かれました。
                      兼題は【薄暑】【枇杷】【更衣】【蟇】で、投句は三句です。
                      今回は本名を伏せ、江戸時代の俳人(借名)になって?と
                      いう新しい方式でした。選句も同様です。
                      ちょっと戸惑ったようで、参加は26人、78句でした。


                           大欠伸一つごろ寝の薄暑かな

                      この句に、三賞(天・地・人)以外の特別賞を頂きました。
                      燎岳さんならではの懐の深さ大きさ!感謝感激です!
                      因みに、特別賞の名は、【退屈で賞】。
                      この句に、む三四さんからホットな鑑賞が寄せられました。
                      <いわゆる「句またがり」の句で、調べにちょっとひっかかる
                      ところがあるが、 逆にそのために印象に残った観がある。
                      「ごろ寝して一つ欠伸の薄暑かな」のよ うに調べが整うと
                      見過したかも知れない。難しいものですね!「ごろ寝」と「薄 暑」
                      というありふれた句材を活かした佳い句だと思います。>
                      ありがとうございました。                      

                           枇杷をもぐ指しなやかに色香よし

                      選句されませんでした。叙情的過ぎましたね。

                           病みをればあすは明日はの更衣

                      夫婦ともに体調を崩して、夏冬物の入れ替えを一日延ばしに
                      していました。でも、題材としても、推敲不足も手伝ってダメ句
                      でした。


                         五月俳句(卯波)道場へ投句!

                      伸茶さんのお世話で、34人から104句、一路も投句しました。
                      選句は今回も一人が7句、うち特選を一句(自由)ということ
                      でした。一路の選句結果は、4点句、二点句、一点句が各一
                      で、久しぶりに零点句がありませんでした。                      

                          つれづれの想ひ語りて捻り花

                      庭先の捻り花を見て、ふと浮かんだ句です。この句を、ふささん、
                      小春さん、ワインさん、夕野茂さんから選んでいただきました。

                           そろり行く老残の身に若葉風

                      燎岳さんと晴さんが選んで下さいました。晴さんの選句評で
                      「私自身後期高齢者なので共鳴して選ばせて頂いたが、率直
                      にいえば老残という用語は好きでない」と指摘されました。
                      そのとおりですね。私も好きではないのですが…、ついつい?

                            叩かれし蟻ひるまずに一歩前

                      この句も燎岳さんが一点入れて下さいました。食卓の上を歩く
                      蟻を見つけて掌で叩いたのですが、ちょっと寝たふりをしてまた
                      歩き始めました。これでなくっちゃあと、嬉しくなってもう叩くのは
                      やめました。


                              

                                                
                                               


                         春季兼題句会(晩春)へ投句!

                      晴さんのお世話で26人から79句が寄せられました。
                      兼題は、【花曇】【春眠】【躑躅】でした。一路も投句しました。

                          手鏡とにらめっこしてる花曇

                      みなさん、女性が詠んだ句と思われたようです。帰路さんと
                      尚さんに鑑賞の句に取り上げられましたが、そのような感じ
                      のコメントでした。作者名発表で、唖然とした様子が・・・。
                      女性を詠んだ句もいいのでは…、(ルールあるのかな?)

                           春眠やくすぐられてる夢の中

                      この題でもたくさん作ってみたのですが、結局ひとり喜んでいる
                      ような句になってしまいました。

                           坂の道躑躅の道や歩幅よし

                      気に入った句は、みやまきりしまを詠んだものでしたが、夏の季語
                      とわかりがっくり!でも、この句も好きですが、前の句同様に鑑賞
                      にも取り上げられませんでした。


                         四月俳句(陽炎)道場へ投句!

                      豚児さんのお世話で、36人から106句が寄せられました。
                      一路も3句を投句しました。今回も2句が1点句、1句は0点でした。
                      最高点句は萩さんの<芽吹くものみな芽吹かせて過疎の村>で、
                      一路も特選句として選句しています。

                         たんぽぽを轢かず車庫入れホッとグー                          

                      車庫の前にたんぽぽが咲いていました。バックで入れるとき轢かないように
                      気をつけました。そのままの嬉しい気持ちを句にしました。
                      この句は、どなたからも選句されず…。所詮一人で喜んでる句なんですね。

                         花吹雪髪のほつれにとまどいて

                      朝目覚めて作った句です。なんとなく微笑をこぼしながら…。
                      青夢さんから選句いただきました。

                         頬染めし山連なりていまは春

                      この句は、バスの窓から山なみを見ていると、満開の桜がちょうど頬紅を
                      引いたように山腹に点々とあるのを句にしたのです。
                      帰路さんお一人に選句いただきました。コメントは、「頬染めし」が良いですね!
                      着飾ったお嬢様がたを連想なさったのではないでしょうか?とありました。
                      「頬染めし山」という擬態語がムリだったのかなあ。


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                        三月俳句(春風)道場に投句!

                     哲庵さんお世話の春風道場には、37人から110句が寄せられました。
                     一路も3句を投句しました。

                          蔦の芽の勢い見つつ段上る

                     家の門柱に勢いよく伸びていく蔦の芽を詠みました。
                     む三四さんが例月の20句鑑賞で取り上げて下さいました。
                     「蔦の芽はとりわけ伸びる勢いが強い。(中略)下五の「段上る」と蔦の芽
                     の伸びが響きあって力強い佳句に」と。帰路さんに選句頂きました。

                          七つ八つ石滑りけり春の海

                     この句も、む三四さんの20句鑑賞に…、2句も選ばれラッキーでした。
                     「浜辺で平ための小石を拾って海面にアンダースローで投げると、小石は
                     海面をジャンプしながら飛んで行く。(中略)のたりのたりの「春の海」だか
                     らこそ楽しめる気晴らしであろう。(後略)春らしい佳句」と。
                     燎岳さんから選句いただきました。

                           ゆらりゆら渡船の窓に春動く

                     関門海峡を渡船で往復した折の想いを詠みました。和も気に入った句だと
                     言っていましたが、無点句でした。でもウーピーさんが、ご自身の選句外の
                     心に残った句の一つに挙げてくださいました。


                        春季兼題句会(仲春)に投句

                     三月のお世話は帰路さんでした。今回は、これまでと違って作者名を
                     伏して(全員がP)書き込み欄に投句、兼題も一つという新趣向です。
                     兼題は【水温む】【温む水】でした。

                         温む水白雲しばし沐浴す

                     この句を四人の方が取り上げ、鑑賞・批評をして下さいました。
                     *(前半は略)「ちょっと季節を先取りした」感覚は、詩的な重要なファクター
                     だと思う。その意味で注目した佳句。(む三四さん)
                     *「この句の新味は、雲が沐浴しているという擬人法的な表現にあります。
                     面白いと思いましたが、沐浴するというのは、少し無理があるようです」(晴さん)
                     *「流水に映じる白雲を沐浴している様と捉えた作者の感性に賛嘆の念を
                     覚えます。美しい絵を見ているようです」(燎岳さん) 
                     *「春の小川に白雲が映っているのですね。美しい風景の句ですね。「沐浴す」
                     という措辞がいかにも雅びていてすてきですね。」(哲庵さん)
                     みなさん、ありがとうございました。励みになります。 


                        春季兼題句会(初春)にも投句!

                     む三四さんのお世話で開催の句会には、30人から118句が寄せられ
                     盛会でした。兼題は【東風】【春の土】【野焼】【梅見】【初午】【針供養】
                     【白魚】【公魚】です。この中から兼題四つ選び、各一句を投句します。
                     一路は次の四句を投句しましたが、選には入りませんでした。

                        鍬入れを待っていたかに春の土

                        殉難の碑にけぶり立ち野焼かな

                        梅見せしいにしえ人もそのあたり

                        白魚やとまどい跳ねり椀の海

                     この内二句目が、む三四さんの鑑賞に取り上げられました。
                     <前段略、「殉難の碑」を燻すように燃え広がる野焼に、二度と犠牲を
                     出してはいけないと気持ちを引き締めるのだ>と。
                     先年、北九州・平尾台の野焼で消防士七人が逃げ場を失い焼死した
                     ことが忘れられずこの句を…、的を射た鑑賞をいただきほっとしました。

                                      

                       二月俳句道場に投句しました

                     如月道場と銘打ったこの月は、泰老さんのお世話で開催されました。
                     37人から110句投句され、一路も三句を四苦八苦で投句を…。
                     最高点は10点で<曲屋も民話も深い雪の底>はいかーさんの作です。

                       妻の掌にころころ踊り福は内

                     最近では珍しく4点句(ウーピーさん、緑洗さん、む三四さん、小春さん選)
                     でした。ウーピーさんとむ三四さんから、「妻の掌の上で踊らされている夫」
                     という鑑賞に、「なーるほど」と深読みのできる俳句眼に脱帽、感心しきり!

                       二人して残らず討てり鬼は外

                     この句は3点(ありばばさん、伸茶さん、キチローさん選)いただきました。
                     伸茶さんの鑑賞で、「不況も病気も戦争も、鬼は外でありますように」との
                     コメント同感です。この句の「残らず討てり」に込めたものでした。


                        早や十日句作り急かる二月かな

                     この句は、五色さんから選句いただきました。選評の大意は「PC俳句会に
                     だけ通用する句。笑みを誘う生き生きとした句」とのこと。有難いです。


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                       短冊(蒲鉾板)に書いた一月俳句残り分です 

 一月やまた来る年のあるやなし  朝空や残れる冬の月淡し  寒き夜我に酒よと走る妻
 行く道や吹雪なれども夢果てず  アンテナの椅子とりゲーム凍てる朝  君酔へば一入旨し雪見酒
 頬なぶる雪片いつか心地よく  わが宿と定めしアンテナ冬の鳥  一月や道の国行く道想ふ
 大雪が降るぞ来るぞといまもまた  アンテナでおしくらまんじゅ寒の雨  古里や帰りを急ぐ冬紅葉
 パソコンも脳も悴む一日かな  ふぐ鍋を囲む二人の笑み絶えず  飛び来るや弾むおしゃべり初雀
 もの忘れ極まりたるか凍てる夜  ふぐ鍋や二人なれども熱き夜  電話持つセンター試験の冬の夜
 市長選いつまでつづく冬の雨  夢はるか瞬きありて星冴ゆる  一月や二人の絵筆和み見せ
 西空の雪払いをり冬の月  一月やしわの数ほど笑みこぼし  この道や曲り角なし冬の月


                   短冊(蒲鉾板)に俳句…、一月分です

                いつまで続くやら…で始めた俳句(しりとり句以外)が、一月末まで
                きました。嬉しくなって、アトリエに並べて記念にパチリ!何句かな?

                      

短冊(蒲鉾板)


                   兼題俳句で「銅賞」いただき!

                例月は、天・地・人賞ですが、今回は豚児さんの新提案があって、
                その他に皆さんの鑑賞・批評を参考にして、金・銀・銅賞を発表。
                一路の <君酔へば一入旨し雪見酒>が銅賞に選ばれました。
                これは、哲庵さん、む三四さんのお二人が鑑賞句に取り上げて
                下さった結果です。ありがとうございました。


                   一月俳句道場にも投句!

               新歳道場と銘打った2003年初頭の句会に一路も参加しました。
               タイガース野茂さんのお世話で、33人、99句が投じられました。
               最高点は9点で、<冬の蝶のこる一葉になりすます>はいかー
               さんでした。以下、8点=1句、7点=2句、6点=3句が高点句です。
  
               一路は一句目が3点(尚さん、ふささん、嘉門次さん選)二句目が
               1点(みつるさん選)三句目は無点でした。
               <一月や・・・>の句について、む三四さん、尚さんからあったかい
               鑑賞の言葉が贈られ感激しました。ありがとうございました。 


                     一月やしわの数ほど笑みこぼし

                     夢はるか瞬きありて星冴ゆる

                     冬の雨傘に音なく色淡し


                                      

                   晩冬兼題句会に投句しました

               新春を迎え、初の句会です。お世話は豚児さんです。
               兼題は、【初】【雪】【未】【帰】です。この内、【未】【帰】は季語の他に
               必ず入れるという提起でした。24人、96句が寄せられ、現在、批評・
               鑑賞等が行われています。一路は締切日最終滑り込みでした。

                   飛び来るや弾むおしゃべり初雀

                    君酔へば一入旨し雪見酒

                    一月や未知の国行く道想ふ

                    古里や帰りを急ぐ冬紅葉


                                

           短冊(蒲鉾板)に、毎日句を書きつけて遊んでいます!

               元旦から、一念発起というほどのことでもないのですが、毎日作句を
               することにしました。短冊やノートでなく、何故か蒲鉾板にしました。
               何かの役に立つかなあと取っていたのが、箱一杯もあるのです。  

 介護しつ神楽絵描く画家(八十三翁)ありき (1/17)  初場所やもり上がり欠く幕を開け     (1/13)
 神楽絵や妻の命のある限り        (〃)   初場所やテレビ桟敷も寒々と     (〃)
 侘助の話華やぎ朝の膳          (1/16)  凛と咲き物語りおり冬薔薇      (1/12)
 満天の星さざめきて月冴ゆる       (〃)  ゆったりと時を刻めり冬日和        (〃) 
 満天の星を従え月冴ゆる         (〃)  指組みてさて何祈る冬の月      (〃
 三ツ星を確かめに出り風呂上り     (〃)  黙々と大工仕事や冬の雨        (1/11)
 この朝も侘助ととる膳楽し      (1/15)  冬の月夫婦(みょうと)に映す影やさし   (〃) 
 侘助や朝の挨拶二人して         (〃)   数の子と今宵の酒の仲の良さ     (1/10)
 侘助や窓越しなれど見つめ合い     (〃)  数の子の歯ごたえ確か酒ふくむ     (〃)
 呑むほどに酔ふほどに雪降り積もる  (1/14)  数の子の味よしさらに弾む酒      (〃)









            一日一句の日もあれば三句、四句の日もあります。昼間はなかなか
        忙しく、どうしても夜になります。それも一杯やってからです!
              和が蒲鉾板に、白色のアクリル塗ってくれます。それに黒色のアクリル
           を染ませた筆で書くのです。酔った手で書くので無茶苦茶です。
             元旦から昨日(9日)までの句を整理してみました。下手ですね〜。





    ほら見てんふくら雀よほらあそこ    (1/9)
    この朝は媚を売るよな寒鴉          (〃)
    声高に窓を切り裂く寒鴉         (〃)
    寒鴉いかつき声にビル震う      (〃)
   
    七草を二束いくらの八日粥      (1/8)
    焼牡蠣に勝るものなし宵の膳      (1/7)
    七草は買はずもがなと君もまた     (〃)
    雪しぶく目線の先に小鳥二羽     (〃)
    行先は紅蓮の世界しめ飾り         (〃)
   天窓にちぎれ絵数多雪の朝          (1/6)
   天窓に織りなす雪の絵図辿る        (〃
    天窓をキャンバスにして雪の舞       (1/5)
    天窓に雪の精降り無言劇          (〃)
    天窓を晴れの舞台に雪しぐれ        (〃)
   粉雪よしばしは熱き掌の上に         (1/4)
    パソコンに遊び遊ばる松の内        (1/3)
    走る君追ふ君箱根雪に舞ひ       (〃 )  
    ほろ酔いの口にとろけり雑煮餅       (1/2)
    ふたりして二日の道の歩幅かな      (〃 )
 孫たちとネット賀状に更ける宵      (1/1)
 夢新た双手にしかと初日の出    (〃 )


                         今年はあらゆることに挑戦!


                    今日元旦から、あることを始めることにしました。
                    いつまで続くか自信はありません。でもやりたいことは
                    結構続くものですね。短気な性分と根気のよい性分を
                    持ち合わせている一路です。どちらが勝つか、見もの
                    です。
                    いろいろしたいことが、山ほどあります。あせらず、楽し
                    みながら、充実した人生を!過ごしたいですね。

 

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