マジックキャッスルの会員になる方法(その2)
(インタビュー報告)
(10/29/00)
1993年ごろの会員証(部分)
The Magic Castle
7001 Franklin Avenue, Hollywood CA 90028
(323)851-3313
前回、私がマジックキャッスルの会員になった方法をご紹介したところ、いろいろな方から反響を頂いた。 ここでは、その続編を述べる。
私がマジックキャッスルの賛助会員になったのは1993年の12月であった。 毎年一回、年会費を払うことで会員資格の更新を続けていた。 米国駐在が終了し、日本に帰国したのが1998年7月であった。 「日本からはもう、そう頻繁にマジックキャッスルに行くことも無かろう」と思い、住所変更手続きも、その年の12月の更新手続きもしなかった。
今年(2000年)5月に、ロスアンゼルスで開催されたE3ショー(日本のゲームショーのようなもの)に出席のためアメリカ出張をした。 同じ時期に日本から出張していた何人かの人をマジックキャッスルに案内することになった。 会費滞納のため除名になっているのではないかと心配したが、前日の昼間、電話してみると、すんなり予約がとれた(もちろん二年分の会費を取られたが、、、)。 そのとき住所変更も行った。
帰国してしばらくしたら、自宅に新しい会員証が送られてきた。
会員には毎月一回ニュースレターが届く。 ニュースレターとは、その月の出演者や、各種の催し物の案内、新メンバーの紹介などが載っている10ページほどの印刷物である。 ただ、私の場合、会員証は送られて来たにもかかわらず、ニュースレターが来ないまま10月になった。 この件を問い合わせるのと共に、前回のエッセイを書いていて気になっていたマジシャン会員について、電話で質問をしたので、その内容を次にご紹介する。
マジックキャッスルに電話したのは10月中旬の平日の午後1時(アメリカ時間)、応対してくれた相手はKari(カリ)さんという女性であった。 「あなたのメンバーシップについては、2000年12月まで有効です。 ニュースレターはキャッスル側のミスで送っていなかったので、さかのぼって送ります」とのことである。 次にマジシャンメンバーについて質問があるというと「Yvonne(イボンヌ)にかわる」という。 イボンヌさん(女性)は"assistant
to the President"というタイトルである。
イボンヌさんから得たマジシャン会員に関する情報は以下の通り、
更に、次の質問もしてみた。
Q1:Is Magic Castle doing any membership promotion
in Japan?
A1:No. Not that we(Magic Castle) are aware
of.
Q2:Do you know of any individual using Magic
Castle membership as a contest prize?
A2:No. They could be just paying for the
associate membership dues, but we(Magic Castle)
are not doing any sales promotion in Japan.
(Q1「マジックキャッスルは日本で会員プロモーションをしているか?」
A1「していない。 しらない」
Q2「マジックキャッスルのメンバーシップをコンテストの賞品にしている人を知っているか?」
A2「いいえ。 多分その人たちはアソシエートメンバーの年会費を賞品にしているだけなのかもしれない、しかしマジックキャッスルはそんな活動は、日本ではしていない。」)
以上が電話の内容であるが、ここであと二つ関連する情報を書いておく。
(1) 毎月何人くらいが新しく会員になっているのかを過去のニュースレターから拾ってみた。(月がばらばらなのは手元に残っているのがこれだけであったからである)
マジシャン会員数 | 賛助会員数 | 合計 | |
1994年 5月 | 9 | 13 | 22 |
1994年10月 | 5 | 9 | 14 |
1994年12月 | 2 | 12 | 14 |
1995年 8月 | 9 | 8 | 17 |
1995年10月 | 6 | 3 | 9 |
1996年 3月 | 7 | 11 | 18 |
1996年 8月(注) | 37 | 26 | 63 |
1997年 3月 | 9 | 7 | 16 |
1997年 4月 | 10 | 10 | 20 |
(ここでの会員数は、一人または一組を一と数えている。 一組とは、賛助会員に多い夫婦会員とか、マジシャン会員に多いマジックパートナーとの一組をさす。)
(注) この月だけはそれ以前のニュースレターにスペースが無かったので3か月分の合計が書かれている。
この表を見ていると(私見だが)、マジシャン会員のオーディションに落ちて、やむなく賛助会員になった人が多くいるとは思えないのだか、、、
(2) 今年の5月にマジックキャッスルに行ってもらってきたチラシに
"Begininng Magic Classes For Adults"
がある(右の写真)。 これはまったくの初心者向けのクラスで、週一回、一回2時間、六週間で285ドルで受講できる。 主催は
The Academy of Magical Arts (マジックキャッスルを運営している団体)である。 クラスの説明をした後に興味深い文章があった。
"The class is particularly beneficial
to those who wish to audition as a Magician
Member of the Academy. However, completion
of the class does not guarantee a successfull
audition for membership."
これは、クラスの終了がマジシャン会員のオーディションの合格を保証するものではないが、かなりの確率で合格することを示唆した文章であると思われる。
以上いろいろ述べてきたが、やはり自分でマジシャン会員にならなければと思う。 どなたかご一緒にいかがですか?