ツユクサ(露草)
(Commelina communis L.)
路傍や荒地のやや湿った場所に普通に生えるツユクサ科の
一年草。古くはツキクサと呼んだ。茎は高さ10〜50cmで下部は
倒伏し、盛んに枝を分かつ。葉は互生し、長さ5〜7cm、卵状披針形、
で鋭尖頭、平行脈が著しい。6〜8月に青紫色の花を咲かせる。花は
苞葉に包まれた短い花序に数個つくが、1個づつ咲くので一輪
咲きに見える。苞葉は二つに折りたたまれてぴったりとくっつき、無毛
または両側に毛がある。花披は6枚あり、内花披3枚のうちの上側2枚が
大型でよく目立つ。おしべは6本あるが、葯に花粉があるのは2本だけで
、他の4本は変形して仮雄蕊となる。両性花と雄だけの単性花とある。
日本全土、中国、朝鮮、ソ連西部に分布し、北アメリカに野生化している。
ツユクサ属Commelina(英名dayflower)は約200種を含む大きなぞくで、
熱帯・亜熱帯域に沢山の種が分化している。日本には4種がある。
ツユクサ科Commelinaceaeは38属やく500種を含み、殆どが熱帯、亜熱帯
の植物である。
(世界大百科事典 平凡社より)
「朝露に咲きむすびたる鴨頭草(つきくさ)の
日暮るるなべに消ぬべく思ほゆ」万葉集
「月草に衣は擢らむ朝露に 濡れての後は
移ろひぬとも」万葉集
日時'05/06/17 9:23 OLYMPUSC2500L
場所:横浜市金沢区
住宅街の民家の玄関先で咲いてました。
2013/06/02 11:55 N-01E 場所:横浜市金沢区 県立循環器呼吸病センター の道路側面 中央部分にはつぼみが 撮れています。 |
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2015/07/07 10:52 NIKON D70 横浜市金沢区富岡西6 住宅街の民家の庭先 全くの雑草化しているもので、 10年以上この場所 で咲き続けています。 |