三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

シラン 紫蘭
(Blettila striata (Thunb. ) Rcichb.f.)
  : 庭に植えられる地生のラン科植物。紫紅色の花色より、和名がつけられた。
地下に偽球茎があり、古い偽球茎と連なる。茎は高さ30〜70cm、3〜5枚の葉を
互生する。葉は長さ20〜30cm、幅2〜5cmくらいで、縦じわが目立つ。5〜6月、
葉の先紫紅色の花を数個まばらにつける。花はやや大きく、径約5cm、側花弁は平開
する。唇弁は内側に巻き、筒状、蕊柱を取り巻き、縦ひだがある。距はない。花粉塊は
粉質で8個。関東以西の西日本、朝鮮、中国、台湾に分布する。低山帯のやや湿った
草地や林縁を好むが、野性品はまれにしか見られない。鑑賞のため栽培されるが、また
偽球茎は白及と『呼ばれ、多量の粘液を含んでいるので、漢方薬、民間薬として、止血、
痛止め、慢性胃炎に用いられる。
 東アジア特産で9種ほど知られているシラン属Blettila は粉質の花粉塊をもつことで、
熱帯アメリカに分布する近縁のBletia属と区別される。
(以上 世界大百科事典 (平凡社)より)
追記:最近は白や赤い花の紫蘭も多く見られるようです。とりあえず、白い花の紫蘭を
安針台で撮影しました。2005.05.26
 




'05/05/01 16:44
横須賀市長沢
OLYMPUS C2500L

白いシラン
 
2005.05.26
横須賀市安針台
NIKON D70
 
2013/05/22 10:53  横浜市金沢区堀口 NEC N-01E
 2014/05/18 15:58
横浜市金沢区能見台3丁目
 
 

2020/04/28 17:55 NEC N-01E
横浜市金沢区能見台3丁目
今年は紅色が強いようです。
 
 
 

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