三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

センダン(栴檀)
Melia azedarach L..
chinaberry(tree)、Persian lilac、China tree、pride of India.
また漢名は楝樹
センダン科落葉高木 大きいものは樹高30m、直径1mになるが、ふつうはもっと小さい。
古くからアジアの各地で植えられ、日本でも伊豆半島以南の暖地沿岸に野生状に生育している。また庭園樹、
街路樹として植えられることも多い。
葉は長さ25-90cmの2-3回羽状複葉で互生する。小葉は長さ3-6cmの卵状長楕円形で、全縁か又は鋸歯が
ある。5-6月ころ、葉腋に生じた円錐花序に多数の紫色の花をつける。萼片は5枚で、小さく早落性。花弁は
5枚、長さ約8mmの長楕円形〜披針形、淡紫色。おしべは筒状に合着し、筒部は紫色で、先は多裂し、その内側に、
10個の葯がある。果実は長さ約1.5cmの楕円形の石果で、10月ごろ黄色に熟す。生育範囲が広いので、葉、果実など
かなりの形態的変異があり、いくつかの変種を認めることがあるが、明確な区別は難しい。
なお、<栴檀は双葉より芳し>の栴檀は白檀(ビャクダン)のことで、古人の誤解にもとづく。
(出展:世界大百科事典 平凡社)


2013/05/15 16:38
横浜市金沢区並木公園入り口付近
NEC N-01E


上の写真:2011/05/24 18:09
 右の写真:2011/05/18 15:37
NEC N-01E
 
 
2013/06/10 17:27
開花後1ヶ月足らずで1cmぐらいの実になる
 

前ページ(五月の花ーその1)
 トップページに戻る