ナルコユリ(鳴子百合)
Polygonatum falcatum A Gray
ユリ科アマドコロ属
山地の明るい場所に生える多年草。日本全土に分布する。
白い筒状の花が鈴のように下向きにぶら下がって咲き可憐さが好まれ、切り花に
よく用いられる。
地下茎は淡褐色、長く横にはい、1年ごとに節ができる。地上茎は地下茎の先端につき、
高さ40-80cm、葉の重みで先はしなる。葉は茎の左右にならんでつき、長楕円形で平行脈
が著しく、裏面は白みを帯びる。花は葉腋に1〜2個つき、長さ1.7-2cm、筒部白色、
先端は6浅裂し緑色を帯びる。液果は球形で直径1cm、熟すると黒く色づく。
アマドコロ属Polygonatumは北半球の温帯に広く分布し、約40種がある。日本には
約10種が分布する。ナルコユリP.falcatum A Grayはアマドコロに比べて葉が細く先が
とがり、花数が多い。
(出展:世界大百科事典 平凡社)
2013/05/01 15:02 横浜市金沢区能見台通り 住宅街の民家の道路際 NEC N-01E |
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