三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

イタチハギ(鼬萩)
/クロバナエンジュ(黒花槐)
Amorpha fruticosa (マメ科 イタチハギ属)学名 Hosta
イタチハギは北米・メキシコ原産の落葉低木。
黒紫色の小さな花が、枝先に長さ数cmないし15cmばかりの総状花序に密生して咲く。10本の雄しべが花の外に
長く突き出ている。さかさ卵形で長さ5mmばかりの旗弁だけで翼弁も竜骨弁もない変わった花で、がくは長さ3mm
、少し毛があって、先が5裂し、上部の4裂片は広い3角形、長さ0.5mm、果実(さや)は長楕円形で曲がり、長さ6-8cm
、幅2-3cm、腺がある。花序は1〜数本に分かれ、葉は互生の複葉で11-27枚、楕円形で長さ2-3cm、高さ2m以上になり
、寒さに強く地上部が枯れても株から芽をふく。
(以上、出展:原色日本野外植物図譜1 奥山春季 誠文堂新光社) 

マメ科の窒素固定能力に着目され、治山回復や工事で発生した
法面(のりめん)などの緑化に植栽されている。法面の樹林化が奨励され一時流行したが、その後郷土種の利用
が奨励されたこともあって、最近はやや少なくなったように思われる。高さ数mに生長する。羽状複葉であり、
小葉は5〜10対。5月の終わり頃から6月にかけ、暗紫色の花序を形成するが、遠目にはほとんど黒褐色
にみえることから、クロバナエンジュの別名もある。
 荒れ地には野生化していることがあるが、比較的おとなしく、ハリエンジュほどは問題を引き起こさないのでは
ないかと思うが、安易な外来樹種による緑化は考え物である。高さ数mになり、直立する力が弱いので、
狭い山間の道路などでは幅員が狭くなり、交通の障害になることもある
(出展:ウィキペデア)




2012/05/23 18:08
横浜市金沢区富岡東6の
県立循環器呼吸器病センターの敷地法面の道路脇
NEC N902iS


前ページ(5月の花(その2))へ
 トップページに戻る