エンドウ(豌豆)

pea
学名Pisum sativum L.
まめ科の越年生つる草 
葉は羽状複葉で、複葉の先には数本に分かれた巻きひげが出て、物に巻き付く。白または紫の蝶形の花をつけ、細長く
ひらたいさやに実を結ぶ。赤エンドウ・サヤエンドウなど、品種が多い。
さやの硬軟により2亜種に分けられている。ssp. arvense Poir.はさやが硬く、紅花系で、主に豆用。ssp.hortense Ash.はさやは
軟らかく、一般に白花系で、サヤエンドウやグリーンピース用に栽培される。茎はつる性で、高さ1.5−2mになるが、50cmほどの
矮性品種もある。葉は複葉で、羽軸の先が巻きひげになり、支柱にからみついて成長する。上位の葉腋から長い花梗が出て、
先に1−数個の蝶形花が咲く。花弁5、おしべ10、めしべ1よりなり、花期は晩春で、花色は白色または紅色、紫色である。さや内
には5−6粒の種子がある。古代ギリシャ・ローマ時代にはすでに栽培されていた。中国には5世紀に伝わり、日本へも9−10世紀
には渡来したと考えられる。
(参考:岩波 国語辞典 岩波書店、世界大百科事典 平凡社)




2012/05/01 16:13


2012/04/15 16:39
 横浜市金沢区能見台通り
左右の写真の株は同じもので、2週間強後の写真。サヤエンドウとして茹でればビールのつまみに最適
NEC N902iS

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