シロヤマブキ(白山吹)
jetbead
Rhodotypos scandens(Thunb.)Makino
バラ科、シロヤマブキ属。大きな花が美しいので、よく庭に植えられる落葉低木。
茎は高さ1-2mになり、叢生する。葉は対生して卵形、長さ4-6cm、裏面に毛が生え、縁に
鋸歯がある。花は4-5月ころ、枝先に1個ずつ咲く。花冠は平開して、径3-4cm,花弁は4枚で
白色、円形。果実は楕円形で7-8mm、黒く熟する。日本では中国地方の石灰岩地帯に自生地が
知られているだけのまれな植物であるが、中国大陸と朝鮮に分布している。なお、シロヤマブキ属の
植物はこの1種だけである。
和名は、白い花のヤマブキの意味であるが、普通は黄色の花の咲くヤマブキにも、まれに
シロバナヤマブキという変わりものがあるので、混同してはならない。ヤマブキは、葉が互生し、
花弁は5枚であるから、シロヤマブキとの区別は容易である。
(出展:世界大百科事典 平凡社)
シロヤマブキ 2012/04/21 9:32 横浜市金沢区 富岡西6丁目 住宅街の民家の庭先 NEC N902iS. |
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2013/03/26 11:37 横浜市金沢区 能見台通り 住宅街の民家の庭 NEC N-01E |
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