スダジイ
Castanopsis cuspidata(Thunb.)Schottk var.sieboldii(Makino)Naka
スダジイはコジイ(ツブラジイ)の対語であって、堅果も葉も大きい方のシイ(椎)である。
スダジイは日本の海岸沿いに多い。
シイ(椎)
Castanopsis cuspidata(Thunb.)Schottky
ブナ科 常緑高木
山腹や丘陵に林をつくり、褐色を帯びたやや小型の葉を密に茂らせ、日本の温帶林の最も
中心となるブナ科の常緑高木。高さ25mにも達する。葉は2列につき、5〜10cmで、楕円状卵形、
全縁か先端部に鈍鋸歯があり、先は尾状にのびる。葉の表は濃緑色で無毛、裏には銀色を帯びた
細かい鱗片が密生し、はじめ銀白色、後に灰褐色に見える。花は4〜5月、新枝の開出と同時に開く。
雄花序は新枝の基部や中部につき、細長い穂となり、ややしなだれる。雄花は黄白色で6枚の花被があり
、12本のおしべが目立つ。雌花序は新枝の先端部の葉腋につき、細長い穂となり直立する。雌花には
花被に囲まれた3本のめしべがあるが目立たない。本州、四国、九州に分布する。

(参考:世界大百科事典 平凡社)



スダジイ
横浜市金沢区 並木公園
撮影日 2011/05/31 :16:03
カメラ:N902iS




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