トベラ(tobira : glossy・leaved)
pittosporum : Pittesporum tobira Aim
トベラ科の常緑低木、
高さ2-3m。
日本の暖地海岸に普通である。トビラノキともいう。トベラの名は昔、節分にこの板を門扉に挿して魔除けに用いたためという。
よく枝分かれし、こんもりとした、樹形をつくる。葉は枝先に集まってつき、先端のまるい長楕円形で長さ4-8cm、葉質が厚く表面は
濃緑色で光沢があり、中央の葉脈だけよく目立つ。初夏枝先に花序をだし、長さ1-2cmの5弁の白花を数個上向きにつける。クチナシに
似た芳香がある。雌雄異株。雌花は秋に硬い球形の実を生じ、直径1-2cmで熟する三つに割れ、赤色の種子をのぞかせる。
暖地の海岸照葉樹林の代表的な種類で、分布は本州から沖縄、台湾に達し、また乾燥や病虫害に強いので、庭木や公園樹、高速道路の
グリーンベルトに栽植され、いくつかの園芸品種がある。
(出展::世界大百科事典(平凡社))

 トベラ
横須賀市三笠公園
撮影日
2011/05/16 :9:42
カメラ:N902iS


前ページ(五月の花ーその1)
 トップページに戻る