ヘクソカズラ(屁糞葛)
サオトメバナ/ヤイトバナ
Paederia scandens (Lour.) Merr.
アカネ科。山野に多い多年生つる草であるが、茎の下部は枯れないで残り、木化して直径1cmほどとなり木本状となる。
植物体に悪臭があるので、この名がつけられた。一名サオトメバナ(早乙女花)。茎は左巻きで長く伸び、葉は卵心形から
狭卵形。夏、葉腋から出た枝に多数の花をつける。花冠は筒状、先は5裂し、白いが内側は赤紫色。花冠につばを
つけ、人の身体にくっつけて遊び、その様子がもぐさに似るため、ヤイトバナともいう。子房は下位、2室で、各室に直生する
1個の胚珠がある。果実は球形で黄褐色に熟し、直径5mm。中国では全草が薬用にされる。また近縁のインドヤイトバナ
P.foetid L.の若葉は食用にされることがある。日本全土、中国、東南アジアに広く分布し、変異が多い。、
(出展:平凡社 大百科事典)
花冠は最上部5mmφで、筒部分2-3mmφx長さ7-8mmぐらいです。
ヘクソカズラ 横浜市金沢区京急の駅の線路脇 2010/10/1 16:44 NIKON D70 |
ヘクソカズラ 横浜市金沢区京急の駅の線路脇 2010/9/24 14:22 NEC N902iS |
前ページ(九月の花)へ
トップページに戻る