ノハナショウブ(野花菖蒲)
Japanese iris var. spontanea (Makino) Nakai ::Iris ensata Thunb.
アヤメ科の多年草
日本で品種改良が進み、観賞用に広く愛されている花菖蒲のもとになったものである。
野生種のノハナショウブは東シベリア、中国東北部、朝鮮、日本全域に自生し、山地や野原の
湿地に見られる。葉は長さ30-60cmの線形剣状で中脈は隆起し、根茎は密な繊維で包まれ、
赤紫や青紫色の花を高さ40-100cmの茎に通常は2花つけ、外花被片は楕円形で垂れ下がり、
基部に黄のマークがある。内花被片は狭い長楕円形で直立する。花季は6月。
(出展:平凡社 世界大百科事典)
ノハナショウブ 撮影場所 :鎌倉市明月院本堂後庭園 撮影日時 :2004/06/01 |