アメリカデイゴ(アメリカ梯梧)
海紅豆
Erythrina crista-galli L.
Common Coral-Tree, Cockspur Coral-Tree
ブラジル原産の低木で、高さ2-10m。我が国では、5mぐらいになる。
茎は直立または射出し、葉には長い葉柄があり、小葉は卵状楕円形で先が
とがり、長さ8cm前後、葉柄にとげがある。花は7〜9月、新条の頂端に、長い花序につき、
深紅色で、長さ約5cm、萼は短い鐘形。旗弁は長楕円形で下向きに開く。翼弁は発育が不全。
あまり結実しない。
江戸時代末期に渡来しており、通常カイコウズと呼ばれているが、それは誤称であって、真の
カイコウズ(光沢のある深紅色の、エンドウ豆大の堅い種子ができ、<海紅豆>と称して装飾品や
首飾りに用いられる。)は別属のナンバンアカアズキAdenanthera pavonia L.である。ちなみに、静岡〜
関東南部などでデイゴと称して栽培されているのは多くはアメリカデイゴである。
(出展:平凡社 原色図譜園芸植物 (温室編))
アメリカデイゴ(アメリカ梯梧) カイコウズ(海紅豆) 右の写真 撮影日時:2008/10/13 15:24 撮影場所: 横浜市金沢区並木三丁目19 使用カメラ:NEC N902iS 上の写真 2011/8/26 16:14 横浜市金沢区野島公園 |
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