三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

ストック(Common) stock :gillyflower
学名; Matthiola incana R.Br.
和名:アラセイトウ(紫羅欄花)
アブラナ科一年草
冬の切花として日本の暖地やハウスで多く栽培される。
原産地は地中海北岸地方で、現地では多年草となるが、一般には一年草として栽培される。
一重咲きの若い果実が辛みをもっているので、明治のころに香辛野菜として導入されたが、欧米で改良がすすみ、
高性大輪で花色も豊富な鑑賞用品種が数多く作出された。高性1本立の系統はハウスや温室の栽培に、地際で枝を分ける
分枝種は暖地の露地栽培に用いられる。北ヨーロッパでは矮性で開花の早いテン・ウィーク系のものが鉢仕立てとされている。
花は株によって一重咲きと八重咲きがあり、八重咲きは花弁が20枚前後で、おしべやめしべがなくて種がとれない。
一重咲きは花弁が4枚で、自家受粉で結実する。観賞用には八重咲きに価値があるので、幼苗時代に一重か八重かを鑑別して
植えつける。発芽の勢いがよく発育旺盛なもの、子葉の形の横径が大きいもの、本葉7-8枚のころ葉縁の欠刻が強く波打っているものが
八重咲きとなるとわかっている。花径2cm、草丈は高性で30-60cm、矮性で10-25cm
(出展:平凡社 世界大百科事典 他)






ストック(矮性種)
撮影日: 2010.01.20 11:12
撮影場所:横須賀市小川町
市役所前公園
使用カメラ:N902iS



2012.11.13 11:46
横須賀市稲岡町
神奈川歯科大学の側道
Nikon D70
 


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