三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

ビロードモウズイカ
和名:ニワタバコ(庭煙草) 
(英)Aaron's Rod, Common Mullein, Hag (独)Kleinblumiges , (仏)Molene Bouilon Blanc
ゴマノハグサ科  種名はアフリカの地名からきている。欧州からアジアにかけて分布する2年草であるが、環境によって
宿根草となる。分枝しない強い茎は60-90cmとなり、密に白毛をしく。基部葉は倒卵形〜皮針形で長さ18-54cm。全縁または
わずかに鋸歯があり、茎葉は長方形、鋭頭。花は黄色で直径3cmぐらい。6-10個が単純な穂を形成する。穂の長さは18-30cm。雄ずい
にも白棉毛を蜜布する。開花期は7月〜8月である。1年目は花がたたず、冬葉が美しい。1度栽培すれば種子が落ちて年々生育
するくらいに強いものである。この植物の毛は昔ランプの芯として用いられた。我が国には明治中期(1890年ごろ)に入ってきて、
今日でも各地にみられる。
(出展 原色園芸植物図鑑 Vol.V 宿根草編 京大名誉教授塚本洋太郎 保育社)




横浜市金沢区
住宅街の民家跡の空き地
2009/06/30 11:55
NEC 902iS

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