三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

サンゴジュ(珊瑚樹)
Viburuum odoratissimum Ker.Gawl.
スイカズラ科常緑高木 常緑樹林内にはえる。樹高6〜10m、開花期は5月〜6月、熟果期8月中旬〜10月中旬
刈り込むとよく茂るため、近年は生垣として多様されるが、古くから防火樹とされた。挿木でよくふえ、生長も早い。
材に水分が多く、燃やすと泡をふくのでアワブキの別名がある。葉は長楕円形、長さ7〜8cm,常緑で光沢がある。
花は枝の先に多数集って円錐状となり6月に咲く。花冠は白く、合弁で5裂する。子房は下位、3心皮からなるが、
稔性胚珠は1個、花柱は短く、柱頭は頭状。果実は長さ6〜7mmの楕円体、初めは赤く、後に黒くなる。名まえは
この赤い実を多数つけたところをサンゴにみたててつけられた。枝には1本の深い溝があるが、これは胎座のふくらみ
の発達したものである。本州(千葉県以西の海岸)、四国、九州、中国南部、インドネシア半島、フィリピン、さらに
セレベスまで南下して分布する。
(出展: 世界大百科事典 平凡社)


 
花のツボミ
横須賀市三笠公園
2011/05/16 9::34
NEC N902iS

樹高3m位
この木の花は右の写真









下図の実の写真は
2009/08/08 17:21
横浜市金沢区長浜公園水辺の公園 NEC N902iS
赤い枝と実が珊瑚を想わせますね。




2009/06/09 16:11
横浜市金沢区長浜公園水辺の公園 NIKON D70 

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