ノゲシ(野芥子)
Sonchus oleraceus L.
日本全土の路傍や畑地にごく普通にみられるキク科の一・二年生雑草。ケシアザミ
またはハルノノゲシの名もある。ユーラシアの熱帯〜温帯に広く分布する。葉は羽状に
切れ込み,不規則な歯牙がある。葉形とともに全体に白粉を帯びる点、切ると白い乳液
が出る点がケシに似る。ロゼットで越冬し、4〜5月ころ、高さ40-100cmほどの軟らかい
中空の茎を上げ、黄色の頭花を十数個つける。頭花は舌状花のみからなり、径2cm内外。
痩果には縦と横の条があり、冠毛は白色で絹毛状。種子は直ちに発芽し、7〜9月ころ、
再び花期を迎える。若菜はゆでて水にさらせば食用となり、家畜の飼料にもされる。中国では
熱、ヘビ毒などに効ありとして、民間薬とされる。また冠毛は朱肉の綿として用いられこともある。
(出展:世界大百科事典 平凡社)
下の右写真では、弘法山(高さ300mぐらい)の頂上付近で日当たりがよいので、
4月4日と割りと早い時期の開花となったようです。、
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