三浦半島の草花   Botanical Scene & Flower of Miura-Peninsure

ムスカリ

グレープヒヤシンス 
grape hyacinth: Muscari
ユリ科ムスカリ属 秋植え球根(鱗茎)植物。ヒアシンスに最も近縁である。
草丈10-80cm 開花期:3月中旬〜5月
ムスカリの意はギリシア語のモスコス(ジャコウ)からきており、本属の1種ムスカリ・モスカトウム
M/moschatum willd.がジャコウ様の香気を放つところから名づけられている。地中海地方および西南アジア
に40-50種が分布している。幅の狭い多少肉質の葉が3〜4枚あり、花茎は直立し、上部に青または白の小花
に蜜に総状か穂状につける。代表品種は濃青色のムスカリ・アルメニアクムM.armeniacum Leichb.、青色の
ルリムスカリM.botryoides Mill.、その変種で白色ムスカリ・アルブムvar.album、30cmくらいの高性で紫のつぼみ
が開くとオリーブ色に変わるムスカリ・コモスムM.comosum Mill.、その変種で花弁が羽毛のように縮れた藤色の
ハネムスカリvar.plumosum Hort.などがある。ムスカリはきわめて丈夫な球根なので栽培しやすい。繁殖がよく、
4〜5月には美しく花壇を彩る。チューリップ花壇の縁取りや、混植をすると実によく調和する。
(出展: 世界大百科事典 平凡社)



2009/03/23 10:58
ムスカリ
横浜市金沢区
堀口北公園
NEC N903iS


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