ヒメヒオウギズイセン/モントプレチア
姫桧扇水仙
Montbretia
学名 Tritonia crocosmaeflora LEMOINE
アヤメ科 多年草
地下に走出枝をのばし、褐色の繊維に包まれた球茎を作ってふえる。葉は茎の下方に集まって2列に並び、基部で
互いに抱き合い、中央脈(正しくは偽中央脈)がある。茎の上部は2〜3(4)本に枝分かれし、無柄の花が穂になってつく。
花は径2.5-3cm、朱赤色、花被の下半分は合着して筒となり、花被片6個は平らに開き、その基部近くに濃色の2斑紋が
ある。雄ずい3個、葯は黄色で花糸にT字状につき、雌ずいは糸のように細く、先は3裂、子房は下位で2個の包葉に抱かれる。
果実は包葉に包まれ、先のほうだけが見える。花期は夏。
欧州で交雑によって作られた園芸品種といわれ、明治中期(1890頃)渡来、今も庭園に普通に見られモントプレチアとよばれる。
日本西南部で、海岸の草地などに大群落をなして野生化している。佐賀県では移入種(外来種)規制の対象に指定されている。
(参考:四季の花色図鑑 講談社 ISBN4-06-208821-5)
三浦半島でもいたるところで見られる。
鎌倉市若宮大路沿いの歩道際 2014/06/23 13:43 NEC N902iS |
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三浦市初音町下宮田 2008/06/17 14:41 N902iS |
横浜市金沢区富岡西の住宅街の民家の入り口 2012/07/09 17:19 N902iS |