キルタンサス(Cyrtanthus)
ヒガンバナ科
観賞用に栽培される小型で半耐寒性の球根植物。
学名(Cyrtanthus mackenii)はギリシア語のkyrtos(曲がった)と
anthos(花)で、本属に多い花筒の曲がった花形に由来する。主に南アフリカ
に、一部が熱帯アフリカに分布し、50種以上の種があり、いくつかの種が
栽植される。キルタンサス・マッケニイC.mackenii Hook.f.は葉は水仙の細葉種状
で、花は白桃色で芳香がある。草丈約30cm、春咲、小球生、この種を交配親と
して、いくつかの雑種系統が育成されている。キルタンサス・ルテスケンス
C.lutescenceHerb.の花は淡黄色、キルタンサス・オブリエニイC.o'brieniiの
花は赤色冬咲きで、どちらも前種に近縁の小玉性で作りやすい種である。
キルタンサス・サンギネウスC.sanguineus Hookは夏咲きで大玉性、花は赤色
大輪である。
(出典:世界大百科事典 平凡社)
撮影日 '07/03/30 16:12 NIKON D70 キルタンサス 横須賀市大津町 住宅街の民家の庭 |